わくわく旅日記 北海道

すすきのの夜1 〜なぜにツインルーム〜

 18:19新千歳空港発エアポート183号。
 車窓から「雪印」「○○牛乳」といった看板が見える。
「白木屋」というのも見える。そんなもの見えなくていい。
 空港から札幌駅まで結構遠い。歩いて行けるのかと思ってたよ。
 18:55札幌着。
 さてホテルの最寄り駅は豊水すすきの。東豊線というのと東西線というのがあるがどっちだっけ。「豊」の字があるから東豊線かなと見当を付けて案内に従って歩き出す(ちゃんと調べとけよ)。ケーキ屋とか100円ショップとか妙な所を通り抜けてようやく切符売り場に到着。正解。
 2駅目の豊水すすきので降りて1番出口へ向かう途中、浮浪者風の男がこちらに歩み寄って来る。目を合わせないように気を付けていたら、待ち合わせていた相馬氏だった。金がないとは聞いていたが、まさかこんな生活にまで……。
 ホテルにチェックインし、通された部屋がツインルーム。シングルがたまたま空いていなかったらしい。かなり広い上に内装も豪華。ホテルに泊まるのは初めてで、ツインとシングルの違いこそあれ、こんなものが普通なのかと思ったのは大間違いと知ったのは翌晩のこと。

どちらで寝ようかな

 鍵をフロントに預けてすぐ外へ。
「店決めてないけど何が食べたいですか」と相馬氏。
「ジンギスカンはどうですか」と言うと「飲み物がビールしかない」とのことで没。
「あそこに沖縄料理屋があるんですけど」
「名古屋コーチンのうまい店が……」
「中華料理なんてどうですか」
 帰れと言いたいのか。
 結局「和顔」なる薩摩地鶏の店(九州かよ!)で紅王氏と落ち合い3人で。地酒も料理もうまい。「南」も「田酒」も北海道の酒じゃないらしかったが、まあいいや。
 何の話をしたっけか。その昔掲示板でドンパチやってた頃の話とか、そんな類。それから「オフ会の二次会で喫茶店に行くな」と言われた。「だってコース料理に満腹してワインたらふく飲んだらもう……」と言うと「コース料理」という単語に反応される。別に高いもの食べるわけじゃないけど。
 紅王氏の飲みっぷりの凄いこと。焼酎をこんなペースで飲めるものなのか。そしていくら飲んでもケロリとしていたのが、日本酒を1杯飲んだら途端に舟を漕ぐ一歩手前に。酒によって酔い方が違うというのが私には不思議でしょうがない。最近酒癖が評判の相馬氏はセーブしていたらしい。
「相馬氏=KENTA失敗」説を主張したところ、正しくは「中邑失敗」と言われ反論できなかった。
 KENTA 中邑真輔

 紅王氏と別れ、さてお次はというところで「部屋がツインなんですけど、どうですか」と相馬氏を誘ったがフロント・ハイキックで却下され、彼の行きつけの店へ。こうなると話題はネット仲間の噂話。アイツのこととかアイツのこととかアイツのこととか。話の中身は忘れましたわかりません見逃して下さい。
 途中、東京のBI砲氏に電話。「さっぷぉろでよっぷぁらってまひゅ〜うひゃひゃひゃひゃ〜」と言ったかどうか定かではない。
 店を出た時は12時を回っていた。宿泊先まで徒歩10分足らず。終電を気にしつつ飲まねばならない都内のオフ会に比べてなんと気楽なことか。私は今までに「酩酊して泥のように眠る」という贅沢をしたことがない。飲んだあと1時間あまりかけて帰宅した頃は逆に目がさえているからである。だが今日は違う!
 一風呂浴びたらいつもと一緒でした。
 しかし、どうしてこう部屋中鏡だらけなのだろう。幸いにも近眼なので自分の肢体に悩殺されるようなことはなかったが。浴衣が備え付けてあったが下がスースーするのは苦手なので持参した水玉模様のぱじゃまで就寝。
 ボタンが2つ取れてました。

 

 ようやく眠りに就いたのは多分3時半頃。飲むと眠れないたちな上に慣れぬ外泊(この10年で3度目)のせいもあってか2時間しか眠れず。といっても仕事を控えているわけでなし、何も困ることはない。お出迎え&おもてなしありがとうございました。

窓からの夜景……

見えねえよ