わくわく旅日記 北海道

うきうき観光 小樽編 〜悲壮なる小樽観光〜

 6月20日。
 札幌駅構内のセルフサービスの喫茶店にてモーニングセット280円也。トーストとコーヒーだけという、一日への期待を膨らませずにはおかないメニュー。少しぐらい高くてもハムの1枚ぐらいブツブツ……と爽やかな気分で小樽行きの列車に乗り込む。荷物は札幌駅のコインロッカーへ。
 運良く発車2〜3分前に乗車。席は空いていなかったのでデッキに陣取って壁にもたれる。

小樽行き車内の消火器

 小樽まで30分。窓からの景色を眺めて過ごす。

 と、突如視界に広がる海!
 初めて見る北海道の海!!

 まあ水があるだけなんだけどね。
 11時16分小樽着。

るたお

 さて予定外の小樽観光。下調べもしておらず、どこへ行ったものか皆目見当が付かない。駅の売店に行き、手頃な観光ガイドを手に取ってレジへ向かう。
「このままでよろしかったでしょうか。」
 小樽で妙齢の女性を一人殺しました。


 札幌市観光で、散策には少しばかり懲りていた。
 俺はアンモナイトの化石が見たくてはるばる横浜から来たんとちがうんじゃボケ〜!!

 ああわかってるさ、楽しみ方が下手なのさ。飲み会は二晩とも楽しかったさ。
 起死回生となるか、小樽観光。「悲愴」ではなく「悲壮」。いざ行かん。


 まずは寿司屋通を通って運河へ向かおうと、サンモール一番街を通り抜けるつもりが道を一本間違えてセントラルタウン都通に入ってしまう。なにやら奇妙な店が立ち並ぶ。
 と、巨大な動物の尻に遭遇。よく見たら(というより、どう見ても)馬だった。特別大きな馬なのか、それとも普通のサイズなのかはわからないが、私の抱いていたイメージより二回り大きかった。圧倒されて写真撮り忘れた。
 ほどなく寿司屋通に出たがラーメン横丁よろしく店が密集しているでもなく、表示がなければそれとはわからない。しかま寿司(正式には「寿司・和食しかま」)にはあえて足を向けなかったが、ほんの数十メートル脇道を行けば見ることができていたと後になってわかった。

 そのまま堺町通に出る。なるほど、面白い建物がたくさんある。札幌の人達が勧めるわけだ。早速手近な店に足を踏み入れる。小樽観光最初の店は「染色アトリエKazu」。

 女ものばかりで場違い。早々に退散しました。


 気を取り直して店を1軒1軒回る。印象的な建物、ガラス細工にオルゴール、なるほど退屈させない。家では飲まないくせに「ワイングラスの1つでも」という気にさせられた。気に入ったのがなくて買わなかったけど。
 だが若い女性が番をしている店は大概ダメ。ポピュラー音楽をBGMに流すな。日本中どこでも(嫌でも)耳に入って来る音楽をかけてどうする。
 その点オルゴール屋は安心して……なんで曲目がポピュラー音楽なんだよ。小室奈美恵だかスピード娘だか知らないが小樽に来てまで聴きとうないわ。

 オルゴール堂には興味があったが1キロ手前でUターン。運河の東側(海側)に出てみる。 

小樽のトイレ

 寿司でも食うか。