わくわく旅日記 北海道

ひとりきりの夜 〜ソフトアイスに悩む〜

 ホテルは20時チェックインの予定で予約していた。さてこういうのを一々確かめる必要があるのかどうかと迷いつつ、念のためホテルに電話。これからすぐのチェックインでも構わないとのこと。
 コインロッカーに預けていた荷物を取り、札幌駅構内の土産屋を少しうろつく。と、目に留まりましたのは「夕張メロンソフトアイス」。さてどうしたものか。
 <疲れた時は甘いものが一番>vs.<胃の悪い時に冷たいもの甘いものは禁物>
 勝者:青

 今夜の宿泊先は、札幌駅の北側、駅から徒歩10分弱の場所にあるホテル。
 フロントでカードを渡される。ここも一晩5千円ちょっと。カードの使い方の説明は特になかった。このクラスのホテルはこういうシステムが普通なのか。年配のホテルマンに荷物運びと部屋までの案内をしてもらうという贅沢を味わったのは一泊目だけ。
 さてフロントのマダムがやってくれました。「お支払いは現金でよろしかったでしょうか」に始まり、過去形3連発。札幌でも一人殺りました。マダムだからといって容赦はしない。
 17時20分チェックイン。部屋のつくりは昨日のホテルとほぼ同じ。
 そういえば小樽では何も買わなかった。

 軽くシャワーを浴びた後、ソフトアイスの蓋を開ける。まだ凍っており、あまりソフトでもないのでゆっくりいただく。
 ところで、札幌でも小樽でも「ソフトアイス」という馴染みのない単語をやたらと目にする。はじめ何のことかわらなかった。
 なんでソフトアイスなんだよ! ソフトクリームって言えよ!
 いやしかし元々はソフトアイスクリーム。クリームがソフト(やわらか)なのは当然なわけで、ソフトアイスの方が意味は通っているわけか。でも何だって北海道でだけソフトアイスなんだよ。なんなんだよ、偉そうに。北海道のソフトクリームがどれほどのものだってんだよ!

うまかったです

 少し寝る。

 追記:ソフトアイスとソフトクリームは別物だそうです。発祥はアメリカ。怒り損。


 夕食。酒はもういい。もたれるものもダメ。
 小さなホテルだが2階がそば屋になっている。ここにしよう。
 月曜日だからか、店には他に客はいない。
 油物はどうかと思いつつ、ちょっと豪華に天セイロ。ひとりでもそもそすする。味は悪くない。
 ヘルシーなものがほしくなり、冷奴を追加注文。3分後に主人らしき男性が現れ、「申し訳ございません、品切れです」。やたらと腰が低い。ならばと、もずく酢を注文。すっぱ。酒なしでは無理があった。それに、どちらかといえば食前に食べるもののような気がする。
 一応満足して部屋に戻り、ベッドに腰掛け壁を眺めてしばしたたずむ。