わくわく旅日記 北海道

ひとりきりの夜 〜夜の札幌〜

 この長い夜をどう過ごしたものか。読書とテレビは除外。酒も除外。となれば……歩くしかあるまい。札幌駅を通り抜け、南へ進む。
 昨日の札幌散策で足を向けなかった場所が二つある。ひとつは植物園、もうひとつは明日マダムと待ち合わせる赤れんが。
 待ち合わせ場所の確認のため赤れんが前を通って大通公園へ。まばらだが人がいる。見通しがいいのでチュッチュやってるカップルはおらずカメラの出番はなし。いや、そうじゃないだろ。
 狸小路近くにあるというワイン居酒屋が見付からなかったのが心残りなので、暇に飽かせてまた探してみる。店の名前だけメモして、教えられた場所を控えないという間抜けなことをしてしまっていたので周辺をしらみつぶしに歩き回ったが、それでも結局見付からず。
 中島公園にでもと思ったが時間が遅くなりすぎたのと歩き疲れたのとで、ホテルへ向かう。
 そういえば、北海道の信号機はなぜどれも縦並びなのだろう。とふと思いシャッターを切る。

暗すぎ
 

 後で調べたら「雪国仕様」だとか。

 結局3時間ほど歩いたことになるのか、ホテルに着いた時は11時を回っていた。北海道に来て初めて12時前に入浴。することがなくなったので、フロント横にある古いパソコンの前に陣取って二日ぶりのインターネット。メールチェックはせずに人の掲示板にいたずら書き。あとは旅行記のメモを解読して少しだけテキスト化。パソコンよりもメモ書きに目が疲れ程なく中断。
 そういえば兄が転勤で4月からすぐ近くに住んでるんだっけ、と寝る前になって思い出す。ま、いいか。おやすみなさい。