わくわく旅日記 北海道

うきうき観光 札幌編2 〜帰路〜

 まだ乳製品を何も買っていなかった。
 新千歳空港ターミナルビルにひしめいている土産屋を歩き回り、牛乳、チーズ、そしてラーメンを買う。保存の利く乾麺を選ぶのがミソ。
 何かゲテモノも買っておきたかったが、あまり面白いものが見付からず平凡な買い物に終わる。どうにか全て手荷物の鞄に入れることができた。ラーメン(10コ入り)は段ボール箱から出して直接鞄の中へ。
「男にお土産(プレゼント?)のセンスを期待しちゃいけない」と西原理恵子の漫画にあったが、私もご多聞に漏れない。「ちょっとシャレたものを」などと考えてはいけない。大抵は思い切り奇を衒うか思い切り無難なものを選ぶかのどちらかになる。だから横浜の皆さん許して。


 人生2度目の搭乗手続き。おっ、窓際が空いている。前・中・後いずれもOK。中を選択。
 行きでは2つの荷物を預けたが帰りは牛乳瓶が入っている方は手荷物として持ち込む。小さな鞄はその中に入れた。
 搭乗。ボクの席ボクの席……知らないおじさまが座ってますけど。訝しげに見る私に目ざとく気づいて近付いて来たチュワーデスに券を見せる。おじさまは1列前でした。
 ちょっと楽しみにしていた離陸。滑走の間ずっと外を見ることができた。速さを過剰に記憶していたのか、それとも飛行機のサイズによる違いなのか、さほど速さを感じないうちに離陸。なんだか不思議な気がした。時速何キロくらいなのだろう。
 17時離陸。
 さあずっと景色を見ていられるぞと思いきや、日光が隣のお兄さんを直撃。ブラインドを開けたり閉めたりしながらチラチラ景色を見る挙動不審の乗客になっていた。モットヨクミセテ。青と白のグラデーションに雲の海原(もうちょいましな表現が思い付かんのか)はちょっとしたものだった。逆方向に飛ぶ飛行機が遥か向こうに見えたりもした。

窓からの眺め

下の方に見えるのは翼とエンジン

 今度はりんごジュースでなくオニオンスープを飲んだ。旅の終わりにちょっとセンチになっていたからだろうか。ちがう。
 18時30分着陸。
 行きと違って足元がふら付くことはなかった。慣れたのか。