(2000.2.11〜2000.3.4)

701 投稿者:梨屋アリエ 投稿日:2000/02/11(Fri) 00:31
  加藤さん。
>↓よかったらこちらも見て下さい

 重くてひらけませんでした。ごめんなさい、またあとで。


 えーと、それから、吉屋信子も卒業生です。(いつの時代じゃ。)
 
 堀田あけみは一冊だけでおなかいっぱいになりました。たしか16歳でデビューしたんじゃなかったっけ。

 シュタイナー教育は、どーなんでしょー。
 日本ではエンデが入り口になってませんか?
 私は子安美知子さんの「『モモ』を読む」という本で知りました。
 音楽科の短大をでたあと3歳児〜にピアノやリトミックまがいのことを教えていたんですが、そのときはぜんぜん知りませんでした。教職課程も中学音楽だったしな……。
 日本では盛んではないのかなって思っていたのですが、Sohさんのお話によると、本がたくさんでているんですね。

http://www.aririn.com/
702 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/11(Fri) 08:17
  >堀田あけみは一冊だけでおなかいっぱいになりました。
>たしか16歳でデビューしたんじゃなかったっけ。
 デビュー作は中村高校(名古屋市では有数の進学校)在学中に発表されたはずです。その映画化までされた作品の題名だけは知ってますが僕は未読です。
 一方、吉屋信子はアサヒグラフに連載されていた「夢はるか吉屋信子」(田辺聖子執筆)で名前を知り、昨年代表作の「安宅家の人々」を文庫で読みました。なかなかに感動的なストーリーで、エンディングには胸が熱くなりました。
 女流では圧倒的に林芙美子が好きだな。
703 みんな殺しちまいやがった 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/12(Sat) 00:08
   映画「風の谷のナウシカ」にはどちらかと言えば醒めた感情を持っていたのに、やけに普通に感動してしまった。
 どこが好きでどこに引っ掛かりを感じるのか整理してみよう。いや、無理かも。
 番組で新作アニメは紹介されず。また、ゴールデンウィークに英語版「もののけ姫」を放映するとか。


 そうだ、岸恵子が高校の先輩です。
 それから某漫才コンビの某と中学校が同じでした。同じパソコンを持っていて、よく遊びにも行きました。やけに人の集まる家でした。

 で、アリエさん、例のサイトはプロレスファンでなければ何が面白いかさっぱりわからないと思いますので気にしないで下さいませ。
704 Active-net R&M 投稿者:R&M 投稿日:2000/02/12(Sat) 23:09
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705 ナウシカを少し考えよう 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/13(Sun) 02:25
   漫画版との違いをあげつらってあれこれ言うのはここではしない。クシャナやクロトワに魅力がないとか、そういうのはとりあえず抜き。

 まずはあら探しをしてみよう。作品にとって致命的なあらとは思えないが気になったというやつを。
・アスベルに襲われたコルベット。ナウシカの乗っているものだけは、撃たれてからやけに長持ち。
・ナウシカ、ムカデに食われる寸前のアスベルを救出。ギリギリすぎて興醒め……したのは自分だけかも。
・流砂に巻き込まれて腐海の底へ。あんな高いところから落ちてなぜ無傷?砂が積もっているのならわからぬでもないが。そう言えばなぜ砂が積もっていないのだろう。
・王蟲の子供を吊った壷型の舟。中州に都合良く落ち、しかも全員助かる。
・王蟲に跳ね飛ばされたナウシカ。あんな風に宙を舞うものだろうか。(前足でチョンと跳ね上げたのかな?)
・王蟲の群の中に落ちたナウシカ。踏み潰されなかったのはなぜ?

 どれも作品の本質を語る上では何の役にも立たないものばかりだが、こうした疑問が、観ている者に悪い意味での「醒め」を与えてしまうのは確か。

 続いて、少しマジメな疑問。

<1>
 ナウシカのセリフ「自分が怖い。憎しみに駆られて何をするかわからない。」は物語上何を意味しているのだろうか。漫画版では王蟲の気持ちになぞらえられているが、映画ではその後の繋がりがわからなかった。

<2>
 ナウシカの最後の行動(王蟲の前に身を投げ出す)と、その時の静かな表情は何を意味するのだろう。
 自己犠牲……だとしたらこんなに下らない映画はない。違うな。
 そもそもナウシカは谷を救おうという考えをあの時点で持っていたのか。
 少なくとも、ミトじいとガンシップで猛スピードで風の谷に向かっている時は谷を救おうと必死だった。けれども王蟲の子供を見た時、谷を救おうという気持ちは消し飛んでいたと思う。「許してなんて言えないよね」と言ってもいる。
 では王蟲の前に身を投げ出したのは何のため?
 王蟲の子供と王蟲達への気持ちをだた「表現」しただけかも知れない。
「死んで償う」というのとも違う。人の罪を受け止めて、あとは定めに従う……大ババと同じ心境だったのではないか。静かなナウシカの表情の意味するものはそれだったのではないか。
 ただ、そうなるとその後の大ババのセリフ「身をもって王蟲の怒りをしずめてくれたのじゃ。あの子は谷を守ったのじゃ」というセリフと矛盾しているような。このセリフがナウシカの行動の意味をぼかしてしまったような気がする。
 身をもって怒りを鎮めたのも谷を守ったのも確かだが、それはあくまで結果であって、それを目的に行動したわけではなかったのではないか。
「大ババは結果を口にしたに過ぎない」という説明もできなくはないが、誤解を招くセリフだったように思う。


 最後に個人的感想。
 前半は今ひとつ映画に入り込めなかった。何よりもナウシカという少女に惹き込まれない。後半はナウシカにというより物語に惹き込まれたという感じ。
 作り手の問題なのか受け手の問題なのか一概には言えないが、ナウシカについては作為的な描写がちょっと多すぎたのではないか。時に鼻に付きさえしたのは私だけだろうか。とは言うものの、「ではどうすればいいのか」と聞かれると返事に詰まる。窮地での判断力、蟲達への優しさ、ユパへの甘え、どれも必要なシーンだ。では何が気に食わないのか?なんだろう、ああなんだろう、なんだろう。

 そう言えばロマンアルバムの古本がネット通販で買えたような。手に入れてみるか。
706 緊急! 投稿者:はっち 投稿日:2000/02/15(Tue) 18:47
   ナウシカの中にでてくるメ−ベって何ですか?
 メ−ベの言葉の意味、等々詳しく教えて下さい。
 メ−ベとはなんぞや?
707 眼鏡 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/15(Tue) 23:25
   5〜6年ぶりに眼鏡を新しく作った。レンズは傷だらけ、フレームは10年以上使っていてよれよれだった。
 度はあまり進んでいなかった。なぜか乱視の角度が変わっているとかで、レンズの向きを調整しただけ。
 同じ形のフレームがなかった。10年の歳月が市場から消し去ってしまったらしい。
 それにしてもフレームの高いこと。あんなものに4万も5万も払えるか。
ということで、比較的今の眼鏡に似たもので、2万円台のを選ぶ。
 で、レンズ。両目0.1を切っているとなると、分厚くないものは恐ろしく高い。1枚18,000円って、おい。
 締めて6万円のところを身内のコネで割引してもらって4万円。3万円くらいで作れると思ったのにな〜。
 コンタクトへの乗り換えはずっと考えているが、面倒臭そうだしなあ。
いっそ視力回復のレーザー治療というやつをやってみたい。その前にパソコンに向かう時間を減らせ。
708 Re: 緊急! 投稿者:ぐり 投稿日:2000/02/16(Wed) 00:42
  > ナウシカの中にでてくるメ−ベって何ですか?
> メ−ベの言葉の意味、等々詳しく教えて下さい。
> メ−ベとはなんぞや?

 Moeweとはドイツ語で「かもめ」という意味なのですが、
 関係あるかどうかはわかりません。語源なのでしょうか。
709 ありがとうございます。 投稿者:はっち 投稿日:2000/02/16(Wed) 03:20
  >ぐりさん
 めちゃ助かりました。
710 眼鏡といえば 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/16(Wed) 09:20
   僕は24歳の時、渡航直前に作ったものを今でも使っています。プラスチック製で一番薄いレンズとフレームで¥36,000でした。実はその眼鏡は、語学訓練の打ち上げパーティ−で泥酔して訓練所の2階の窓から落ちた時に右のレンズに傷を付けてしまったのですが、思い出(教訓)としてそのまま使うことにしたのです。
 一時は度が進んで遠くが見えにくかったのですが、数年前から再び良く見えるようになりました。予備として持っている一つ前のものに替える必要も感じ始めています。そういえばこの前健康診断を受けた時、裸眼視力は右0.05、左0.04でした。昔は両方とも0.02だったのに・・・・視力が回復したというよりは老眼が始まっているのかもしれないな。
 ちなみにコンタクトは一度も考えたことがありません。超面倒くさがりの自分には無理だと思っているので。
711 久々にして短信 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/02/16(Wed) 12:07
   林芙美子って『放浪記』を書いた人でしたっけ?
 あれは面白い。圧倒的に面白い。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
712 林芙美子 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/16(Wed) 19:32
   そうです。代表作かつ大傑作の『放浪記』を書いた人です。他にも貧乏もの、苦労ものを数多く執筆されました。僕が一番好きなのは長編の『浮雲』です。他に『牡蛎』『晩菊』なども傑作で、舞台化、映画化されています。

 県道に出た途端、大渋滞に巻き込まれた。家に着くのはいつになるか解らず、帰る気をなくしたので引き返す。今日は泊り。
713 呼び捨て 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/16(Wed) 23:13
   よくテレビで芸能人が呼び捨てにされることをぼやいている。そりゃそうだよなあと思う一方で、やっぱり普段名前を出す時はいつも呼び捨て。
本人がそばにいたりすればもちろん別だけど。
 だって芸能人や作家の名前ってブランド名のようなもの。「ソニーさん」なんて言わないのと一緒。歴史上の人物を語るのとも似てる。「徳川家康さん」なんて言うやつはいない。
 プロレス観戦で「さん」付けでコールしたら面白いかも。
「田上さん 田上さん」「三沢さん 三沢さん」。

 ニュースも新聞も見ない私が(おいおい)気まぐれを起こして午後6時のニュースを見てみた。が、火事だ事故だ行方不明だとろくでもない話の連発にゲンナリ。10分でスイッチを切った。
 毎日飯をぱく付きながらあんなの見て「かわいそうに」とか、なんだそれ。
 ときに学校に金を持って行って怒られるって、なんのこっちゃ。そりゃ、金や貴重品がトラブルの元だっていうのはわかるけど。


 お〜ぐりさんじゃないですか。
 ぐりさんと言えばアレですね。そう、アレですよ。
 アレって何ですか?さあ、何でしょう。
714 ヒゲ+メガネ=シノーポリ(なんたる貧困な発想!)
投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/17(Thu) 09:02
   つい先ほど、ディアマンテスの掲示板に行って歌詞問い合わせの投稿をしてきました。ところで、NHKテレビのスペイン語講座に出演というのは楽しみですね。

 話は変わって、加藤さんが眼鏡というのは全く理由はないのですがとても意外な気がしました。ヒゲに眼鏡ということでは、僕はついついシノーポリを想像してしまうのですが(実際、クラシック演奏家では他に思いつかない)、もしかしたら彼になりすますことができるような容貌をされているのでしょうか?
715 似合わない 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/18(Fri) 00:22
   うーん、どちらかと言うとブロムシュテットにヒゲが生えたような感じかなあ。細身ですから。ちなみにヒゲは薄い上に似合ってないです。

 そうなんです、スペイン語会話にレギュラー出演するんですよ。
 今から楽しみです。

「オキナワ・ミ・アモール」の歌詞は今のところレスがないようですね。
 もしもらえなければQ&Aとかメールとか、あとはMLに加入するのも手ですね。
 登録方法は下記の通りです。配信は1日2〜3通かな。用が済んだら抜けるという手もありますが(ひどい)。

d-freaks-request@mx5.dns-ml.co.jp
あてに、以下のコマンドを本文に書いて送って下さい。その際、署名(シグニチュア)をはずすこと、他の文章をいっさい書かないことに、ご注意下さい。
join d-freaks ○○○
stop
716 望み薄 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/18(Fri) 17:52
   ディアマンテスの掲示板、どうも投稿者間の連帯というものが希薄なような・・・・これは望み薄だ。ということで、次策のQ&Aというのを教えていただけませんか?

 ところでブロムシュテットといえば、いつも髪を七三に分けた几帳面なオッサンというイメージがあります。まさかあんなヘアスタイルじゃ・・・・・(ちなみに七三分け+口髭=ヒトラーという、これまた貧困極まりない連想をしてしまいます。)

 今日も雪がたんまりと降りました。一昨日は泊まったのが大正解でした。強引に帰ろうとした人の中には、彦根→米原間(約10km)に6時間半かかったとか、僕と同じ長浜の自宅に着いたのが午前3時過ぎだった等、ひどい目に遭った人がいました。今のところ名神や北陸自動車道が通行止ではないようですので、平穏に(2時間以内には)帰れるという期待を持ちつつこれから帰路につきます。駄目なら戻ってきます。
717 気になった「あら」 投稿者:ぐり 投稿日:2000/02/18(Fri) 23:46
   こんにちは。たまにしか投稿しないんで横やりみたいになってしまいごめんなさい。

>はっちさん どういたしまして。
 でもどうして緊急だったんでしょうか?

>加藤さん そうですアレですあれ。ばれちゃいましたか〜(^^ゞ

 ナウシカの映画、好きなんです。原作知らないのですが。他の知識一切なしで見ると、物語として良いと思えるのです。

 で、指摘されていた「致命的はないが気になったあら」でいうなら、「もののけ姫」にもありました。場面としては重要だったので、私にとっては致命的だったのですが。
 何故「神」ともあろうものがインチキ坊主から首を奪い返せないのか。ギャグ描写で描かれていたのがなんとも違和感がありました。
 …首を取られてはどうしようもないからですか。??
 こともあろうに「神の首」であるゆえに気になりました。
718 アレ じゃなかった アラ 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/19(Sat) 00:20
   マドレデウス掲示板に荒らし現る!キャッホー!!(死語)


 あ〜、ぐりさんやっぱりアレでしたか。
 そうですね、映画ナウシカはやっぱりいいです(今頃気付いてる私)。

「もののけ姫」ですが、シシ神はいわゆる意思を持った「神」ではなく、自然界の象徴、あるいは自然そのものだと思うんです。
 木が何の抵抗もせず切り倒されるのと同様、シシ神もあっさり首をもがれてしまう。
 伐採された木々は自分から立ち上がることなどできるはずもなく、その代わりに洪水という暴力で人間に報復することもある。
 シシ神の暴走もそれと同じではないでしょうか。

 一度壊れた自然(シシ神)は、人間の手によって修復が試みられ(首を返す)、一定の効果は上がる(一面野原)ものの、元通りになることはない……そうした自然の破壊と人為的な(しかも不完全な)修復を象徴しているのではないかと思います。


 さて、ディアマンテスのQ&Aですが、オフィシャルサイトの「MESSAGE」という所をクリックすると入力フォームが現れます。ただ、なんだか今はホームページがおかしな状態で、メンバーからの返事が書かれるべきページが見当たりません。やっぱり望み薄かな……。
 管理者殿にメールを送るという手もありますが……。
719 なるほど…! 投稿者:ぐり 投稿日:2000/02/19(Sat) 04:03
  >加藤さん
 あの「神」は原始日本の「神」観、宗教観に基づくものでしたね。
 日本を覆う「自然」も照葉樹林だった時代。
 どうもありがとうございました。
720 拍子抜け 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/19(Sat) 08:24
   昨夜は道路の除雪が完了しており、拍子抜けするくらいスイスイと走れたため30分で家に着いてしまった。

 度々の御指南ありがとうございます。早速行って質問文を送ってきました。
 ところで、掲示板では加藤さんにしては珍しくポムってましたね(「公害録音」)。
 何か意味深な言葉だなぁ。
721 新しい眼鏡 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/19(Sat) 23:55
   度は同じなのに恐ろしくよく見える。古い眼鏡をまた掛けてみたら曇りガラスさながらだった。あれだけレンズが傷だらけになれば当然か。
 それにしても物が大きく見える。そう、肉眼で見たのと同じくらいに。同じ価格のレンズのはずだが、年数を経て仕様が進歩したのにちがいない。17インチディスプレイってこんなに大きかったんか。
 まだ遠近感が掴めない。物に手を伸ばすと、ここだと思った所の手前で手がぶつかる。帰りの自転車は怖かった。階段はもっと怖い。


 ぐりさん、どういたしまして。
「もののけ姫」って伝わりにくい映画ですね。私もアシタカやサンの心情が今ひとつわからなくて感動できなかった口です。
 でも感動した人はしっかり感動している。この映画への評価はまだ保留にしておきたいです。


 いか〜ん、ディアマンテスを公害呼ばわりしてしまった。
722 ここへは久しぶりの長文 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/23(Wed) 08:18
   CDジャーナル3月号に赤塚不二夫氏のインタビューが出ていましたが、そこに注目すべき発言がありました。以前私信で紹介した、ピアソラが師のヒナステラから受けた人生で最も貴重なアドバイス「音楽を知るためには、絵画も演劇も、文学も知らなくてはならぬ。」と通ずるものがあると思いました。売れる前のトキワ荘時代、手塚治虫氏が赤塚少年をはじめ石森章太郎や藤子不二雄らに次のようなことを言ったのだそうです。

「もし、マンガ家になりたかったら一流の音楽を聴きなさい、一流の映画を観なさい」

 この言葉が漫画を描く上で大きな礎になったとして、赤塚氏は続けます。

「音楽や映画だけじゃない、なんでも一流だよ。そこから自分の世界を創れって。マンガからマンガを勉強してもオリジナルを追い越せない。だから手塚先生の亜流っていないんだよ。」

 赤塚氏らは一流の音楽というものが解らなかったのでレコード屋の店員に尋ね、チャイコフスキーのピアノ協奏曲のLPを(トキワ荘の家賃が3000円だった時代に1600円もしたのでワリカンで)買い、それ以後も「クラシックにかけては評論家になれるほど聴いた」そうです。音楽や映画以外にも一流のものに触れるということで、SFやミステリーの本も買ったために金がいくらあっても足りず、食費を切り詰めていつも腹を空かせていたという話でした。「そんなこといまの若い子は絶対にしないだろうなあ」と氏は述べていましたが、僕は師の言葉に忠実に従った若き漫画家達の純真さに感動を覚えました。
(「夢へ邁進するためのストイック。モノが豊かになった今の時代では難しいことだろう。身を削って知り得た“一流”があったからこそ、枠にとらわれない不世出のマンガ家は生まれたのである。」という聞き手のコメントも見事だと思いました。)
 僕は一流のものを選んで鑑賞しているという自負はあるものの、それらから何かを吸収しようとする真摯な態度という点では、やはり当時の人々に完全に負けていると思います。もちろん今の豊かな時代をありがたいとは思ってはいるのですが、古き良き時代に対する羨ましさを抱かずにはいられません。本や音楽ソフトが今の10倍の価格だったら、有り難みを噛みしめつつ、さらに深く味わうことができるのかもしれないな。
723 赤塚不二夫 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/02/23(Wed) 12:56
   赤塚不二夫の対談集『これでいいのだ』にも、そのエピソードが出てきますよ。
 あの人はバカに見えますが、というかバカはバカなのですが、こと笑いに関する(もしくは表現に関する)勉強という点では、大変な努力をしています。
 まあ、当たり前といえば当たり前かもしれませんが。

 タモリや柳美里、アラーキーや松本人志などと対談しています。
 一読の価値はあると思います。
 しかし、あの赤塚不二夫に「君のギャグはやりすぎだ」と怒られた永井豪って一体…。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
724 あかさたな 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/24(Thu) 00:42
   ようやくアクセスポイントが4箇所増設。何ヶ月ぶりだろう。テレホーダイの更新日は5日だからもう少し待たねばならぬが。

「あかさたな」は安い。今時ラーメンが360円とは。これだけを注文するのが恥ずかしいくらいだ。注文したけど。

 赤塚不二夫か〜。その昔コロコロコミックの連載漫画(「チビドン」とか)を読んだくらいで、テレビアニメ以外ではあまりなじみのない漫画家どす。
 一時は酒と芸能界に深入りして友人に見捨てられたりとか、漫画家としても人間としても浮き沈みの激しい人だったようで。
725 王将 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/24(Thu) 09:11
   赤塚氏の言葉で特に印象に残ったのが「マンガからマンガを勉強してもオリジナルを追い越せない。だから手塚先生の亜流っていないんだよ。」です。
 これは音楽にも言えると思います。以前4回シリーズで放送されたNHK-FMのファドの特集では、ほとんどの歌手が「女王」アマリア・ロドリゲスの歌い方を踏襲し、しかも誰も本家を超えていなかった。(ボリビアのフォルクローレの2枚組CDに収録されていた数十のグループの大部分がカルカスのコピーだったも同様。)やはり自分の世界を創ろうとしたら、保守的な聴衆から「伝統を踏みにじっている」と非難されるような大胆なことをしなければならないのかもしれない。ドゥルス・ポンテスを見ているとそう思います。彼女も売り出す前にいろいろな“一流”に触れたんだろうか?その辺りを、一緒に食事しながら訊いてみたい。

 安いといえば「王将」もなかなかのものですね。普段でも180円の餃子が今感謝セールで100円です。その他にもビールや主要メニューが100円引き。あれでよくやっていけるなあ。
726 虐待・浮気女 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/24(Thu) 23:15
   王将の餃子は安いですなあ。
 あ、あそこで餃子一皿食べて帰ったこともあります。
 さすがに一人でやる勇気はないですが。
 あかさたなでは単独犯です。これは珍しくないみたいですけど。


 たまたま観たテレビ番組にムカムカした。
 虐待・浮気女が出演。
 既に離婚しており、恋人を探すという趣旨。スタジオには男性50人。

 女性の話はこう。
 結婚2年目に出産。
 夫は何かの資格を取るために会社をやめ、代わりに女性が働くことに。
 ところがクタクタになって帰宅すると、夫は勉強もせずに娘と遊んでいる。
 娘の夜泣きに悩まされるのは自分。1日遊んでいる夫はグーグー寝ている。
 仕事と育児で睡眠もろくに取れない。
 しかも娘は夫にばかりなつき、家庭内で孤立。
 疲労と夫への不満と孤独感でストレスがたまる。
 ある日遂に爆発し、生後7ヶ月の娘への虐待が始まる。
 しかしすぐに思い直し、心底反省。娘に泣いて謝る。
 だがストレスはたまる。反省しない夫。
 生理不順になり医師に相談。「このままでは生理が止まります。」
 仕事で知り合った男性に家庭のことを相談。そして不倫。離婚。
 娘は強引に自分が引き取ることに決める。
 しかし別れの日、父親と別れるのを嫌がる1歳ちょいの娘。
 女性、その娘を路上に放置して去ろうとする。
 が、すぐに駆け戻り、娘を抱き上げる。現在娘と二人暮らし。

 実はこの女性、母親とすこぶる仲が悪い。
 自分を産んで間もなく離婚、女手一つで育児。
 忙しくて構ってもらえず、愛情不足で次第に母を憎むようになる。
 毎日喧嘩ばかり。
 結婚する時にようやくその母親と別れることができた。
 その後、奇しくも自分も娘に同じようなことをしていた。


 この女性を責めることはできないと思った。
 どれもとことん追い詰められ、心休まることのない状態での一連の行動。
 激痛の中にいる人間が手足をばたつかせるのは当然。
 その手足が周囲の人にぶつかっても無理はない。

 が、出演者の反応に目が点。
 誰もが「あなたは悪いことをした。だからあなたが悪い」という論調。
「あなたが決めたことなんだから最後まで責任持たなくちゃ」
「あなたは人に求めてばかり」「人のせいにするな」
 アホか。

 その女性の親友の手紙。
「どうして幸せを自ら手放すのか」「修復の努力をしていない」
「逃げるな」「考え直せ」
 こんなバカ女が親友とは笑わせる。
 ところがこの手紙にスタジオ内拍手。

 しかも女性は自分の非を認めてしまう。違うだろう。
 確かに非はある。けれども自分がどれほど追い詰められていたかを考えれば、あんな薄っぺらな諫言に納得なんてできんだろうに。

 彼女が母親を憎み続けていることについても出演者はこの調子。
「お母さんは一人しかいない」
「お母さんを許さない限りは絶対幸せは来ない」
「人間関係の基本は親子関係だ」
 ヘドが出る。

 結局、スタジオに集まった男性の中からは彼女を受け入れる人は現れず。
 受け入れないのは構わないけど理由がしょうもない。
「弁解ばかり」「反省していない」「親に感謝すべき」
 ダメだこいつら。

 苦しんでいる人間、追い詰められている人間の気持ちってこんなに理解されないものなんだろか。
 そんなバカ共の言葉でも、くだんの女性が謙虚に受け止めて再生をはかるならそれはそれで結構なことだが、こういう立場にある人への接し方としては、彼ら彼女らは最低。
 消すことのできない依存心とか憎しみとか、彼女の本音の部分を汲み取った上での助言をする者は一人もおらず、薄っぺらな一般論のオンパレード。世も末じゃ。
727 見る人も見る人 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/25(Fri) 18:51
   おーっと、ここでは滅多に見られぬ加藤さんの怒りの投稿。
 僕は平日は朝のニュースを除いてテレビを見ないようにしています。特にゴールデンタイムの民放には、本当にろくな番組がない。(ニュース以外に観る番組といえば、芸術劇場、シャルル・デュトワの若者に贈る音楽事典、サタデー&サンデースポーツ、それにスポーツ中継と将棋対局ぐらい。)
 ところが先日、積雪による渋滞を予期して早めに帰ったら7時ジャストに家に着いてしまい、両親がいつも観ている番組を食事の間じゅう目にする羽目に陥りました。加藤さんの紹介していたものとケースは違いますが、やはり不幸な境遇にある男性が出演し、彼に対して芸能人が好き勝手なことを言っていました。 言葉にする気が失せるほど不快感を覚えたので具体的には書きません。
 正直なところ、テレビ出演によって解決を見い出そうとすること自体に問題があるような気もするのです。彼らの行く末を親身になって考えている人など全くと言っていいほどいないから。けれども「溺れる人はワラをもつかむ」状態にある人は責められない。責められるべきは、そういう人達を視聴率稼ぎ(=メシのタネ)に利用している連中です。まさに人の生き血を吸う行為に等しいと思います。(でも、ああいうのを観て楽しむ人がいる限り無くならない。)
728 口は災いの元 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/02/26(Sat) 20:58
   昨日の投稿のタイトルがちょっと不適切。
「見る人も見る人」というのは「普段見ている人」のことを指して言っています。
 加藤さんのことだから悪く取ったりはしていないとは思うけど・・・・

 先ほど今年度で退職される人のパーティーから帰ってきました。先生の送迎役、それにパーティー中は写真撮影を担当したためアルコールは一滴も飲めず。
 これから帰ってワインでも飲むか。録画しておいた「音楽事典」(久しぶり)を見ながら・・・
 では、来週までごきげんよう、さようなら。
729 はじめまして 投稿者: あや 投稿日:2000/02/26(Sat) 23:27
   こんばんわ。
 検索できたんですが、場違いならごめんなさいです。
 ウチのサイトでオンラインの漫画を公開してるんですよ。
 宜しかったら是非一度覗いてみて下さい。よろしくお願いします。
(漫画に詳しい人が多いみたいなので恐る恐る・・・・)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
730 ムキー! 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/27(Sun) 02:18
   泉さん、ご心配なく。ムキー!(ちがうちがう)
 で、私が心配なのは、ああいう紋切り型の諫言をしていい気になるような態度が、人間のあるべき姿だと視聴者が思ってしまったらこえ〜な〜と。
 榊原郁恵などはもっとちゃんとした人かと思っていたけど、見損なったわい。その横にいた女優は何という名前だろう?輪をかけてひどかった。
 彼女達のしょうもないコメントにテレビの前で「その通り!」と頷いていい気になっている視聴者の姿が目に浮かぶ。いやだいやだ。

 あやさんこんにちは。後程見せていただきます。
 私は手塚治虫以外はさほど読んでいないので、詳しいだなんてお恥ずかしいです、はい。

 手塚治虫MLのオフ会帰りの私。
731 おやおや 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/02/29(Tue) 00:22
   いけませんね加藤さん。
 そんなに怒っては体に毒ですよ。

「加藤さん」と打ったつもりが見直したら
「かつおさん」になっていた。
 母音が前後するだけで。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
732 ムガー! 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/02/29(Tue) 02:14
   相馬さん、ご心配なく。ムガー!(まだやってる)
「過倒産」とか「蚊と胡散」とかやられるよりはいいです。

 なんか掲示板に書きたいことあったような気がするが思い出せない。
 どうせろくなことじゃないからいいか。
733 イヤなサイトといえば 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/02/29(Tue) 12:58
   2/21に更新した部分がどこかわからなかった。

 俺が、ものによっては面白いけどふつうはいらねーなーと思うのは、「日記」と「プロフィール」(『日記』については前も言ったか)。
 これがあるだけでなにかムカムカと。
 いや、面白ければいいんだけど。

 きらいな「日記」のパターン
  今日は人間関係で少しトラブって、ちょっと気が重い
  (なにがあったかは内緒)。
  でも元気出すぞ! まず飯だ!
  でもご飯の途中にかかってきた電話で、またイヤな話を聞く。
  また気が重くなっちゃった。

「なにがあったかは内緒」じゃねえ! 日記なんだからそこを書け。
「気が重くなっちゃった」じゃねえ! 人が見てるんだから説明しろ。
「イヤな話」ってどんなんだー。あ〜イライラする。

 きらいな「プロフィール」のパターン
  名  前−ハンドルネームそのまま(見りゃわかるって)
  住  所−秘密(じゃあ、書くな)
  年  齢−秘密(じゃあ、書くな)
  生年月日−秘密(じゃあ、書く……ガーッ!!)
  趣  味−パソコン(わかるわ!)
  好きな物−そのサイトで扱ってる物(プロレスサイトならプロレス)
       (だから、わかるって……え〜ん)
  性  格−〜とよく人に言われますが、自分ではわかりません
       (説明してないやないかー!!)

 こんなん意味ないっすよ。
 だいたいそんなに知りたくないって。その人の事なんて。
 確かにプロフィールや日記があることで話のとっかかりは出来るけど、そんなもんにつきあわされる身にもなってくれ。
「住所」とか「名前」とか書けない物もあるけど、それならそんな項目使わないプロフィールを考えんかい!
 それからネット上でプライバシー切り売りすんのが日記なんだから、書けないことなら最初から匂わすな。
 もしくは面白く仕立てなさい。

 以上、怒ってばかりの相馬でした。
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734 櫻の園 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/01(Wed) 00:29
   BS漫画夜話再放送。「櫻の園」(吉田秋生)。
 夏目房之介は欠席。
 いしかわじゅんの批評には納得。
・「櫻の園」の頃はまだそれほど絵はうまくない。
・場面によってはかなりテキトウなコマ割りをしている。

 作品そのものに対しては極めて高評価。
「いしかわ番付」では吉田秋生は三役クラスとのこと。

 竹熊健太郎はよく喋るが話が堂々巡りで自分一人納得しているだけ。
 いしかわ氏がテキトウと評する所を「計算だ」と言って譲らない。
 贔屓の引き倒し。


 ああ、21日の更新は文章を推敲しただけです。でも結構付け加えた文とかがあるんでイチオウ更新と銘打って。29日にまた更新したっす。今度はちとマジメな話。

 個人サイトって不思議とプロフィールを先に見るなあ。プロフィールしか見ないことが多いような。なんなんだ、ワシは。
 いやだなあと思うのは、「私は悩んでいる」とか「落ち込んでいる」とか、いかにも「励まして〜ん」と言わんばかりの日記かな。真に迫っていればおおいに結構じゃが自己憐憫は勘弁。

 最近、日記が抜群に面白いサイトに入り浸ってます。
 自由に書けるだけに、書く人によってはサイトの目玉になってしまう。
735 そうか… 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/01(Wed) 12:32
  > 個人サイトって不思議とプロフィールを先に見るなあ。プロフィール
> しか見ないことが多いような。

 そうかあ…。もう一度きちんと確かめようと思って、昨日からあちこちのサイトのプロフィールばかり見ていた俺はもう、「プロフィールなんて一切いらん!!」くらいになってしまった。
 いや、サイトの内容と関係があるプロフィールならいいんだけど。
 サイトを楽しむのに、その人が男だとか女だとか、食べ物は何が好きかとか嫌いとか、好きな歌は何だとか、性格はこんなんだとか、そんなこと関係あるかな?
 出会いのサイトならわかるけど。
 興味を持てるかどうかはサイトの中身で判断するのであって、その人の性格とか性別とかは住所はとりあえず関係ないと思う。

 なんかこんな話をしていると、大学祭の事務局をやっていて、パンフに事務局員のプロフィールを載せるか載せないかでもめたことを思い出す。
 来るお客さんには事務局員がどういう人なのかなんて関係ないんだから、そんな自己満足的なことでページ数を無駄にすることはないと主張。
 今と何も変わってないな。
 成長しとらん。
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736 灰谷じょーほー 投稿者:梨屋アリエ 投稿日:2000/03/01(Wed) 17:27
   加藤さん、みなさん、こんにちは。アリエです♪

 3/11『日の出の森はわたさない!』という集会のゲストで灰谷健次郎氏が講演をするそうです。
 1時開場。1:30〜4:00
 場所アミューたちかわ(立川市民会館)
 参加協力券1000円。

 チェック済みだったらごめんなさい。
 会の主旨からいって児童文学の話ではないかもしれないけど、きょうチラシをもらったので、灰谷ファンの加藤さんにとにかくお知らせを〜と思いまして。


 私は行きませんけど……。ただのお節介。

http://www.aririn.com/
737 加藤さんを乗せるには 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/01(Wed) 21:41
   俺は加藤さんの掲示板にも真面目に書き込みをするのに、加藤さんは俺の掲示板でおちゃらけたことばかり言っている。
 これはいかがなものか。

 なぜ俺の掲示板で、真剣に語る加藤さんを見れないのか。
 話題か。ジャンルがマズイのだろうか。

 ということで、今回少々シモで攻めてみました。
 加藤さんの反応やいかに。
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738 ハシゴ 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/02(Thu) 14:34
   アリエさん、ありがとうございます。
 11日!プロレスを観に行くかどうかずっと迷ってた日です。チケット買わずにおいてよかった。
 って、立川から水道橋まで1時間かからないじゃん。いっそハシゴ……は疲れるからよそう。
 プロレス観戦するとその後飲むから結構費用がかさむのじゃ。


 プロフィール、私の場合は内容にさして興味のないサイトにアクセスした時はプロフィールだけ見るという感じかな。知らない音楽や文学のことばかりのサイトにたまたま辿り着いたりした時はそうなっちゃいます。
 プロフィールだけは内容が理解できないということがないですから。面白いことはまれですけど。私も自虐的に「つまらない個人サイトの見本」とか銘打ってるし。やっぱり「自己満足のため」と開き直るしかないのお。

 自分の大学の大学祭って1度も行ったことがない。翌日校内が異常に臭かったのだけは憶えているが。
 そう言えば酔っ払い学生による器物破損が毎年後を絶たず、「改めないと大学祭を取りやめる」と警告まで出されながらまた同じことをして本当に取りやめになったというおバカなことがあった。今はどうなっているのやら。
 なんだって大学祭で自動販売機が破壊されたりベンチが焼けたりするんだ。被害額100万円って、あのなあ。

 相馬さんの掲示板?
 芸風違いすぎるもの。わしゃフツウに感じたことをフツウに書くことしかできない。
(それともこういうのを「こみゅにけ〜しょん能力の欠如」とでもいうの だろうか。自分の言いたいことしか言わないという。)
 だから相馬さんの掲示板を読んでも「なんじゃこら〜」と言って終わり(おいおい)。あの掲示板、胃もたれしまっせ。さてはそれが狙いか。


 それはそうと、私のサイトはあれこれやっているようでいて、掲示板のログを除けば全部で1メガにも満たない。
 しかしログを漫然と公開するというのも芸がなくてつまらんのお。荒らしでも来ればネタになるのだが。
739 >1/3 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/02(Thu) 19:09
   岩波書店のPR誌「図書」に連載されている河合隼雄氏のインタビューはいつも面白い。3月号にはこんな話が。
 ジャン・マルティノンが来日してN響に客演し「幻想交響曲」を振ったときの特別席が800円だった。帰りに晩メシで食べたうどんは10円だった。そこで氏は、今食べているうどんの80倍の楽しみを「幻想」から感じていたのだろうかと考えた。そうでないなら、800円で「幻想」を聴くのは身分不相応ではないか?
 そして、氏は自分で考案した「楽しみ指数」(楽しみを使った金で割る)を持ち出した。そうしたら、「楽しみ指数」はうどんの方が高かった。
 「ところが、」と氏は続ける。楽しみは一定数を越えると、ちょっと上げるためには相当の金を払わねばならない。(他にもワイン、オーディオなど何でもそうだが。)単純な直線関係ではない。それを指数だけで考えると非常に(心が)貧しくなる。
 すぐに(投資に対する利益の)効率とかを考えてしまう貧乏性の自分には少々耳の痛いお話でした。
 ちなみに最初期の国内盤LPは2300円、当時の河合氏の高校教師としての月給は6868円だったとか。それほど高価であったため、よくよく考えて「カルメン」の抜粋曲を買ったそうです。
 レコード1枚に月給の1/3かぁ....その当時に生きていたとして、自分に買えたかどうか全く自信がない。

 相馬さんのプロフィール嫌いをすっかり忘れており、掲示板に何気なく自分の紹介ページ(大学当局制作)を書き込んでしまった。内容はプロフィールだけだというのに(冷汗)。どうにかこうにか削除できて一安心(形跡は残ったが)。

 荒らしで思い出したけど、ファビアン氏と平沼さんは波長が合うのかな?
740 またきました 投稿者: あや 投稿日:2000/03/03(Fri) 12:28
  >加藤さん
 わたしも手塚先生は最高に尊敬してますデス。
 ちなみにお気に入りは「W3」「アドルフに告ぐ」などなど。
 あの人は天才でしたが、人十倍仕事量が多くて驚かされますね。
 テリトリーが広すぎて、正直ついていけない作品もありますが、偉大な方だったと思います。(マジマジ)

 ウチの朝宮さんはもう少しピッチを上げないと、マズイと思うんですが、今が限界みたいですね。皆さんの反応をみてボチボチ次回作のペースを決めたいようなんですが・・・・・・。
(オンラインの漫画は難しい)また宜しくお願いします。
http://www.mmjp.or.jp/gigas
741 あやさん、初めまして 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/03(Fri) 12:58
   ここで一人、物騒な書き込みをしたりしてるかもしれない相馬です。
 初めまして。

 俺が手塚治虫ですごいと思うのは、明らかに失敗作というのがあるわけですよ。どう見てもダメなの。
 例えば「MW」とか「I・L」、「ばるぼら」とか。
 そこに逆に、安住は決してしないぞという、どこまでもマンガの裾野を広げ、かつ高見を目指してやるという意気込みが見られて感心します。
 楽隠居なんて考えもしなかったろうなあ。

 とりとめのない書き込みですみません。
 では。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
742 よろしくです。 投稿者:ブリッジコーポレーション 投稿日:2000/03/04(Sat) 00:19
   ブリッジコーポレーションは音楽人のためのホームページです。スタジオ、楽器店、バンド支援情報を柱に様々な試みをしていきたいと考えています。みなさんよろしくです。
 あと、どんな意見でも結構ですのでmailなんぞ頂けますか?
 必ずご返事いたします。
http://bridge-co.com/
743 手塚邸見物 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/04(Sat) 01:12
   あらら泉さん、なにもプロフィール消さんでも。
 平沼氏は波長が合うもなにも、あら探しに「ありがとう」とか反応してるだけだと思いますよ。やはりファドには結構詳しいみたいだ。

 あやさんこんにちは。
 先日手塚治虫MLのオフ会に行きました。
 初台の元手塚邸を見たり。こじんまりとした家でした。
 私が手塚漫画から一作選ぶとしたら「陽だまりの樹」かなあ。

「MW」と「I・L」は確かに中途半端な印象がありましたね。
「ばるぼら」は不思議と人気あるみたいですね。相当前に読んだきりだったから、どんな作品か忘れてしまった……。

 ブリッジコーポレーションさんこんにちは。
 好きな手塚漫画は何ですか?
744 『ばるぼら』には筒井康隆が出ている
投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/04(Sat) 02:28
   仲良しなのかな。

 例えば『ばるぼら』では、明らかに線が違う。
 当時の劇画ブームの中、手塚治虫の模索が感じられます。
『やけっぱちのマリア』も“女の子の裸を出す”というのがメインテーマで、これはやはり当時の、永井豪を筆頭とする“エッチマンガ”への対抗心でしょう。
 だから『I・L』の映画監督が、冒頭で、でたらめな映画を作って、「最近のわけのわからない映画を皮肉った」みたいな発言をするのですが、これがそのまま手塚治虫に重なって見える。
『巨人の星』に激怒したという話もあるし。
 アシスタントに向かって「君たち、これが面白いと思うか!!」って。
 でもその後ではちゃんと『巨人の星』テイストを取り入れてマンガを書いていたそうで、それが何か知りたい。

 加藤さんが時折ふれる、手塚マンガのオーバーリアクションについて。
 手塚治虫はマンガを
・表情は記号的な組み合わせ
・線は子供に受ける丸い線
というふうに捉えていたようなので、後年の劇画タッチになってからもそれが抜けなかったんでしょう。
 それが限界といえば限界。わかりやすさという点ではわかりやすい。
「抜けなかった」とは書きましたが、明確なポリシーとして「やめる気はなかった」のかもしれません。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
745 あっ肝心なことを 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/04(Sat) 03:10
  「あの掲示板、胃もたれする」とはどういうことだ!ガーッ!>加藤さん

 確かに夜はなかなか繋がらなくて、胃にストレスはくるだろうけど。
 しかし最近、今までの中で最も面白い(相馬比)と思われる。
 泉さんの参戦でグレードアップだ!
 どうもありがとう。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
746 (無題) 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/04(Sat) 08:43
  >泉さんの参戦でグレードアップだ!
> どうもありがとう。
 どういたしまして。実は、座を白けさせるのが実生活では得意な人間なのです。
 どこであれ掲示板をトーンダウンさせぬよう気を配りたいと思っています。

>あらら泉さん、なにもプロフィール消さんでも。
> 平沼氏は波長が合うもなにも、あら探しに「ありがとう」とか反応して
>るだけだと思いますよ。やはりファドには結構詳しいみたいだ。
 よく考えたらそうですね。ただ平沼氏、荒らし行為に噛み付くだろうか?何となく噛み付かない気がする。試しに誰か荒らしてみないだろうか?(Bad joke)

↓プロフィールしかないです。
http://www.ses.usp.ac.jp/ses/shigen/izumi.html
747 またまたきました 投稿者: あや 投稿日:2000/03/04(Sat) 22:24
  >相場さんの出した「I.L」と「MW」はわたしもあまり好きじゃ
 ありませんね。「ばるぼら」は恥ずかしながら未見なので、出直してよんできます(^^)
 なんでこんなの描いたのかな〜って、そーゆーのがあるんですが、やはりそこはそこ、漫画は芸術ではなく「大衆娯楽」たる由縁だと思います。
 編集の意向か、アンケートか・・・・これらの作品が手塚先生の本性とは思いたくない・・・ですね。それでもやっぱり凄い作品バッカリ。

>加藤さん
「陽だまり樹」いいですよね。ウチにあるのは兄貴が買った文庫サイズなので、迫力不足だ ったんですが、それでも沸き立つような作品でした。あれは小学館の大きい賞取ったと記憶 してますが・・・・・。
 手塚漫画を語りだすとキリが無いので、ここいらでキリます。

 皆さんウチのサイトの漫画も宜しくお願いしますネ。
注)冒頭のページと作品内容とは違いますのでご注意下さい。
http://www.mmjp.or.jp/gigas
748 丹下全膳 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/05(Sun) 00:11
   線が違うと言えば、手塚氏は「アドルフに告ぐ」の絵柄を作るのに何十年も費やしたとか。
「巨人の星」テイストというのは「海のトリトン」のことじゃないかと思います。全集のあとがきにそんなことが書かれています。
 丹下全膳という爺さん。でもコメディタッチですね。元々は「熱血ものを」という依頼を受けて描き始めたそうです。自分から熱血ものを描こうと思ったわけではないようで、結局SFになってしまった。
 手塚氏はさほど気に入っていないみたいですが好きな作品です。

 他の漫画家に触発されて描いた作品の一番の成功例は「どろろ」でしょうか。

 手塚治虫独特の捻ったセリフ回しなんぞは初期の「ジャングル大帝」にも表れているし(パンジャが襲って来た時のハムエッグの「約束が早くすみそうだ」とか)、人間の複雑な心理を描こうという指向はかなり強かったと思います。
 そう言えば福井英一に嫉妬して雲だけのコマなんぞイカンなんてことを言っていたあたり、「間」の表現はどちらかと言えば苦手だったのかな。
 他に考えられるのは、ページの制約が大きくて細かいコマ割りで話がどんどん進んで行くような、昔の描き方に慣れすぎていたとか。

「ジャングル大帝」の話ですが、他の漫画家なら「わあ、パンジャが現れた。捕まえろ」とか言わせるところを逆に醒めたセリフを言わせているあたりが当時としては斬新だったそうな。


 あやさん、「ばるぼら」って好きな手塚漫画の上位に挙げる人が意外と多いんですよ。傑作かと言われるとそうでもないようにも思うんですが、不思議な作品です。

 そだ、「陽だまりの樹」と言えば、4月4日から日本テレビでアニメが放送されます。なぜか深夜の放送。


 ン?例の荒らし君、ファド倶楽部の掲示板でもやってるよ。
 スペルミスがよほど気になるらしい。ここではやけに弱気だ。
http://www.asahi-net.or.jp/~wc3k-smz/FADO/
749 マンガの線は重要です 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/05(Sun) 03:44
   つげ義春は新作のプロットを思いついても、その作品に見合う線が描けるまではマンガを描かなかったとか。
『Bバージン』を描いた人は誰だっけ?
 山田玲二とかなんとか。
 主線が何本も重なってることへの批判に、
「最初から“この1本”という線が描ければ苦労しない。
 1本目より2本目、2本目より3本目がいいと思えるからどれも消せない。でも、いつか最高の1本を書いてやる」
とコメント。暑苦しい言葉だけど、ちょっと感心しました。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
750 (無題) 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/06(Mon) 08:22
  >ン?例の荒らし君、ファド倶楽部の掲示板でもやってるよ。
 どうでもいいけど、HN(ジョン・ポール)は誰から取ったか気になるなぁ。
 サルトル、ランパル、それともローマ法王?
 
「あら探しコンテスト」(サイト内の誤りを指摘する)を開催したら、彼は優勝候補筆頭だな。
http://www.ses.usp.ac.jp/ses/shigen/izumi.html