(2000.3.6〜2000.3.27)

751 トリトンいいですよね 投稿者: あや 投稿日:2000/03/06(Mon) 12:15
   手塚先生が「トリトン」気に入ってなかったというのは、初耳でした。
 もっとも「アトム」も自分の意図と世間のイメージが違っちゃって、「失敗作だった」発言もしたりしてるので、本当は特別な思い入れがあっての事だとも思いますね。
 わたしはトリトンはアニメ版の方が思い入れがあるのですが、こっちは「スターウォーズ」より先にビームサーベル(短縮版ですが)出してますし、画期的な作りだったとおもいますね。手塚先生も生前TVで「あれはウチ(虫プロ)で作ったのじゃないから責任ない」みたいな事いってて、相当自分の原作とライバル意識持ってたんじゃないかな。

「陽だまりの樹」は楽しみなんですが・・・・深夜という事もあって、「マスターキートン」みたくなるのではと心配です〜。深夜だからといってスカスカした作りにはしないで〜〜・・・・期待してます(^^)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
752 メールチェックでけん 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/06(Mon) 23:40
   先々週のコサキンを聴いて、自分は柳沢慎吾が苦手だと再認識。若い頃は天狗になっていたとかで、多分その頃のイメージも引きずっているのだと思う。
 今は嫌なやつという印象はないが芸風の好みだけはどうにもならぬ。

 線といえば、映画「となりの山田くん」では素描の力強さを残すためにえらい苦労したとか。線のみの画像と彩色のみの画像を別々に作って、後で重ねたとか。オールコンピューター処理だからできたこと。
 あの映画、賛否あるけど高畑勲の最高傑作と評する人も多い。妥当だと思う。

 あのハンドル名はビートルズからじゃないでしょうか。

 トリトンのアニメ版を手掛けたは確か富野由悠紀でしたね。当時は違う字だったかな?
 私もアニメから入りましたが、漫画を読んだ時はもうアニメ版の記憶はなくなっていました。
 その後映画版を観ましたがまるっきり違う作品ですね。

 花粉症らしき症状が年々強くなっている。
 いつか本格的に発病しそうだ。

 お〜い、サーバーがイカれてメールチェックでけん。
753 アホ復活せり 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/07(Tue) 12:53
  >あのハンドル名はビートルズからじゃないでしょうか。

 なるほど、そこまで思いが至りませんでした。
 間違っても「リンゴ・ジョージ」にはしないんでしょうなぁ。

 ところで、正真正銘のアホが復活しました。
 (またもや予想ハズレ)
http://www.hawkstown.com/fdh/opinion4/opinion.cgi
754 はじめまして♪ 投稿者:HIRO 投稿日:2000/03/07(Tue) 22:43
   紅の豚で検索してたら、ココにたどり着きました。。

 いや〜、いろいろと読ませていただきました
 あだち充作品のとか
 書いてる人はきっと頭、良い人なんだろな―と思いながら読んでました
 だって書いてることが、すごい的を得ている!
 それにちゃんとわかりやすい例もついてるし、う〜ん・・・、すごい

P.S.
紅の豚の解釈、感動です♪
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hironohp/
755 いらっしゃいませ 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/07(Tue) 23:44
   あれま、ダイエー掲示板、また荒らし君登場ですか。しょうもない。

 HIROさん、いらっしゃいませ。
「紅の豚」のページに反応して下さったのはサイト開設以来初めてです(爆死)。
賛同者が現れないからあまり自信なかったんです(笑)。
 ジブリアニメのことは、もっとまとまったものを書きたいとは思っているのですが、何を書いていいかわからなくて、ずっとこの調子です。
 あだち充といえば、「H2」の最終巻がようやく発売されますね。
雑誌は買っていないのでラストはいまだ知りません。
 どうぞよろしくお願いします。
756 先を越された! 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/08(Wed) 18:36
  >あれま、ダイエー掲示板、また荒らし君登場ですか。しょうもない。

 いや、全くもってしょーもない。今のところ「改名のご挨拶」だけですが、荒れるのは時間の問題でしょうね。(既に他の話題で荒れかけています。スパイ事件の蒸し返し投稿があってから。)

 全く話は変わって、下にURLを示したように「例の人」のページが既に存在していました。
 同じ人がサイト内の別コーナーでも「例の人」について書いています↓
 http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6085/opinion.htm#主張 宇野功芳の「呪縛」を越えて

 他にも、「例の人」の批評に「何度だまされたことか」と不満を訴えている人がいました。
「被害者の会」が結成される日も近いか?
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6085/koho.htm
757 今回限り 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/09(Thu) 08:19
   最近、よそのページの紹介ばっかりで恐縮です。
 でもこれは最高に笑えました。良かったら相馬さんもどうぞ。
(なおマーラーの「巨人」の原題は、本当は"GIANT"でなく"TITAN"です。)
http://www.ask.ne.jp/~yanagawa/99.html
758 加藤さん、聞いて下さいよ 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/09(Thu) 23:32
   今晩、全く予期せぬままにカラオケのあるバーに行く羽目に。
 一番若い自分に周囲から「お前、何か歌え」のリクエスト。
 当然(?)のごとく、ディアマンテスを所望。
 しかし、しかし、あったのは「野茂秀雄の歌」と「片手に三線を」のみ。
(どちらも自分の新レパートリー外)
 まあ、ここまでの展開は予期もしていたので許せた。
 しかし、しかし、「片手に三線を」の歌詞が違う!
 沖縄語は全部カット。
 サビの部分で見たこともない標準語の歌詞が字幕に出てきた時は唖然。
「しけにーむかってぃー、とぅむぅーにー、かりうちぬ、ふなでぃーさなー」
 ・・・・は一体何処に行ったんだー!!
 こんな改竄を赦してもいいものか。
 未だ怒り冷めやらず。
759 悔しい話 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/09(Thu) 23:43
   塾の漢字テスト。問題は何日か前に知らされている。
 その中のひとつ、「綱鉄:こうてつ」とある。
 へえ、コウテツのコウってイトヘンだったのか……そう信じ込んだ自分。
 答案にはもちろんそう書いた。
 ところが採点された答案を見ると×。
 おもむろに語り出す講師。
「コウテツのコウをイトヘンで書いた人が多くてねえ。これじゃツナという字だよ。」

「センセイ、イトヘンで書いてましたよ!」と訴えるもあっさり否定される。
「鋼」と書いて○を貰ったやつらも「イトヘンでなんか書いてなかったよ」愚か者めが。
 講師が黒板に書いた「綱」の文字はとうの昔に消されて証拠は一切なく、泣き寝入りと相成る。

 中学時代のどうでもいい話。なぜか今でも時々思い出しては腹を立てている。ネクラな。
 自分だけが正しいと思い込むのは滑稽だが本当に自分だけが正しい時はむかつくんだ、これが。「強情張るなよ」なんて諭された日には、アンタ。

 そう言えばこんなこともあったぞ。
 正方形の面積を求める公式。
 なぜか「縦×横」と記憶しているやつが多い。正方形に縦も横もあるか。
「一辺×一辺だよ」と言うと、周りから口々に「何言ってんの?」
 あ〜むかつく。

 これも中学時代の話だ。どんな学校生活送ってたんだ?


 な〜んか花粉症らしき症状が本格化して来た。ただの風邪ならよいが。


 うわ、3連続投稿。荒らしかと思った。
 ああ、あの歌詞は「片手に三線を」の別バージョンで、誰かが勝手に変えたわけじゃないんす。ライブで唄われるのはもっぱらそのバージョンで、確か最後の最後に沖縄語で唄われます。
 私もCDバージョンの方が好きですけどね。
 で、正確には「かりゆしぬ」でがんす。
760 なるほど 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/10(Fri) 07:29
   別バージョン情報、ありがとうございます。(西語だけでなく、沖縄語まで排斥せんでもええのにと思っていました。)ところで「かりゆしぬ」の意味は何でしたっけ?
 CDバージョン(最後の最後に1フレーズだけ標準語で歌われる)の方がいいと僕も思います。その方がメッセージをより多くの人に、広い範囲に送ろうという、何か「拡がり」のようなものを感じられるからです。
 ところで昨日の店では、ディアマンテスの曲は1つも本に載っていませんでした。それで店の人に通信で探してもらったものが「野茂秀雄の歌」と「片手に三線を」の2曲という訳です。そうなると、通信カラオケの店ではどこでも同じ状況かもしれません。「魂をコンドルに乗せて」「勝利のうた」等がある店はこの辺にはないんだろうか。
761 はじめまして(笑) 投稿者:まみ 投稿日:2000/03/10(Fri) 10:54
   花粉症ですか。
 私のは春のはじめに目にきます。
 関西でも、マスクをしている人多いです。
 こればかりは、どうしようもないから、つらいですね。

 クヤしいハナシは山ほどあるっすねえ。うんうん。
762 中島梓 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/10(Fri) 23:44
   明日は灰谷健次郎の講演を聴きにアミューたちかわへ行くっす。ん?最寄駅は立川でなく西国立か。アブナイアブナイ。
 1時開場だから早起きせにゃ。

 中島梓っちゅう人の文章を初めて読んだ。またの名を栗本薫。書名は「コミュニケーション不全症候群」(筑摩書房)。
 名の知れた作家だけにさぞかし明快な文を書くのかと思いきや、なんという贅肉の多さ。脱線が多く主張の中身も要領を得ない。
 この本を書いた動機を「自分自身の苦しさから逃れたくて」と説明している。心理学の絡んだ本だから、それはいい。だが自分のぼやきを漫然と垂れ流すような書き方はいかがなものか。
 第1章は24ページあるが、どう考えても半分以下のページで充分。しかも内容的には別段目新しいものがあるわけでなし、「気ままに書いたエッセイ」といった趣。
 正直言って普通に読むのは苦痛。続きは斜め読みにしよ。そういう読み方好きじゃないけど。

 この人、年間200冊もの小説を書いたというが、小説もこういう無駄だらけの文で書いているのだろうか。年間200冊なんて一種の職人芸だし、文章にだって職人的な巧さがあってもよさそうなものだけど。
 赤川次郎なぞは物語の水準はともかく、そうした巧さはあると思うぞよ。かれこれ10年以上読んでないから自信ないけど。

 それにしても、図書館の本に傍線を書き込むのはやめてくれ。消しながら読む方の身にもなってもらいたい。


 泉さん、そうなんですよね。最後だけ標準語というのも実に効果的。ジワッと来ます。オフィシャル掲示板に書いてみようかな。でもちょっと失礼かなあ。「かりゆしぬ」の意味は私にもわかりませぬ。


 まみさん、いらっしゃいませ。
 私の「悔しい話」ってあんなんばっかりです。もっと深刻なトラウマがほしい!いや、やっぱりいらない。


 最後に荒らし情報。開設から1年あまりプロレスサイトにようやく荒らし君が現れました。とくとご覧あれ。
http://bbs.towax.ne.jp/a46/shoulder.cgi?
763 新トピック考慮中(マ掲示板) 投稿者:泉泰弘 投稿日:2000/03/11(Sat) 09:09
   最近、JICAパラグアイ事務所の人とメールでやり取りしているのですが、先方がパラグアイ共和国のことを「パ国」と呼ぶのがどうしても気になります。「パ国」ならパナマやパキスタン、パプア・ニューギニアもそうですし・・・・(他にもあるか?)
 ここで脱線しますが、「マドレデウス掲示板」は少し長いので「マ掲示板」はどうか、とふと思ったのです。(チェリストのファンサイトと間違われそうか?)そうすると、ここは「バ掲示板」、プロレスのは「ショ掲示板」でしょうか?
 それにしても「マ掲示板」はひどいですね。荒らしが来るよりもひどい。(年度末は売り込みも活発になるのだろうか?)愛MUTA9氏をこっちに引っ張ってくることはできませんかね。
http://www.ask.ne.jp/~yanagawa/99.html
764 そんなわけない 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/11(Sat) 23:19
   年間200冊も書けるか。10年で200冊の間違い。年間20冊。

 集会の趣旨は、ゴミ処理場の建設の反対運動ということらしい。主催者は画家の田島征三氏。それで灰谷氏が招かれたのか。
 で、講演よりも、その後の国会議員の挨拶(パフォーマンス)の方が印象に残ってしまった。
 2人目に現れた某政党の議員。年は30代か40代くらいか。胡散臭さを絵に描いたようなにやけた顔。
「田島さんの挨拶をお聞きして、私は胸が熱くなる思いがしました……」と誇張たっぷりの気持ち悪い口調で話し出す。そして話の合間に客席の1人が「ヨッ!」「そうだ!」などと合いの手を入れる。スピーチが終わると「○○党バンザーイ!」。なんだおまえ。
 テレビドラマでこんなシーンがあったら、そのわざとらしさをせせら笑うところ。事実はゴミドラマより奇なり。あんなのに投票するなよ。

 目当ての灰谷氏の講演は終わっているので、その後も色々あるようだったが席を立ってしまった。最前列にいたので目立つが知ったことか。
 ロビーに出たらステージがモニターに映っている。あれま、どう考えても立つところが映ったな。


 マドレデウス掲示板はどうしようもないですねえ。宣伝ばっかり。なぜ削除されないんでしょう?管理者は何をやっとるか。
 略称については個々のご判断にお任せします(ミもフタもない返事)。

 プロレス掲示板の荒らし君はまだ細々と続いています。
 こっちの掲示板もあるのでどうぞ。
http://bbs.towax.ne.jp/a40/off.cgi?
765 はじめまして。 投稿者:かずよ 投稿日:2000/03/12(Sun) 20:59
   タッチの検索でここに来ました。私もあだち充の作品は結構読んでます。小学校の終わり頃から中学校の始めがタッチの全盛期だったので、まさに憧れの世界でした。タッチに傾倒しすぎたため、その後の作品はどれも不完全燃焼でアニメの再放送はストーリーがわかっているにもかかわらず見てしまいます。でも私もアニメの達也は原作とイメージが違うと思いました。アニメの方が人間的に奥行きがないと思います。なんだか分かり易い人になってしまったのは、やはり小学生が見てもわかるようにという配慮だったのでしょうか(当時、小学生だった私が言うのもナンですが)
 南に比べると、ラフの亜美ちゃんの方が好感が持てると思います。あ、陽当たり良好のかすみちゃんも好きです。コメディーという点では陽当たり良好が絶品ではないでしょうか。
あだち充の漫画ってじわじわ〜と感動するので息の長い作品の方が印象に残ります。でもどこに感動したかって言われると明確に言えないんですが。

 初回にもかかわらず長々とすいませんでした。
766 アニメ版の謎 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/13(Mon) 00:40
   かずよさん、いらっしゃいませ。
 そうですね、「タッチ」に比べると、それ以降は薄味の作品が多いですね。それぞれ楽しめはしますけど。
 アニメ版の意図は私にも謎ですね。杉井ギサブローなんて結構名の知れたアニメーターだし、達也という人間をあんな風に曲解するものだろうかと不思議な気がします。
「陽あたり良好」は私も好きですね。あだち充の持ち味がよく発揮されていると思います。

 あだち漫画、不満がないわけではないけれど、あのスマートさは好きです。
767 どうも、またきました 投稿者: あや 投稿日:2000/03/16(Thu) 18:59
   杉井ギサブロー監督作品に「銀河鉄道の夜」という傑作があるので、未見の方は是非どうぞ。

 う〜ん真剣に見ていなかったせいか、アニメ版のTV版、映画の方も原作に妥当な線で映像化していた様な気がしますけど・・・・・・・(異論のある方はスミマセン)やはり作家性が出て来ちゃいますから個々の見る人にピッタリ来るのは、難しいんじゃないですか(^^)

 それよりわたしが悔しいのは「沈黙の艦隊」なんですよ。
 監督だって高橋監督といえば「ボトムズ」作った人だし、制作が発表された時なんて嬉しかったんですけどね。もうがっかりです。
http://www.mmjp.or.jp/gigas
768 落伍じゃなくって 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/17(Fri) 00:41
   なぜか落語。生で聴くのは初めて。
 桂 文生 柳亭 燕路 三遊亭 新潟 笑組(漫才)
 トリの桂文生が抜群に面白かった。古いものを古いまま残してもしょうがないんじゃないかと思っていたが侮れぬ。
 前の2人+1組は今ひとつだったがトリでしっかり帳尻を合わせたという感じ。プロレスの興行みたいだ。

 新しいアクセスポイントを使ったら、接続速度が44,000bpsになってる。
 なんでだ?今まで33,600だったぞい。
 あ、もしや「k56Flex」という表示がそうか?うーむ。


 あやさん、こんにちは。
 うーん、アニメ版「タッチ」はダシを取らずに作った味噌汁(飲んだことないけど)みたいで、観ていて腹立たしかったです。ええ、途中で観るのやめました。
 そう言えばアニメ版「みゆき」については、あだち充自身は不満があるような口ぶりで語っていました。「アニメにし辛い漫画だと思いますから」とかなんとか言葉を濁して。
「タッチ」についてはどう思っているんだろう?

「銀河鉄道の夜」は観たことありますよ。不思議な映画。
 これまた賛否両論あるそうですが、私は宮沢賢治の世界がじぇんじぇんわからないのでこの映画についても残念ながら評価は下せません。

「沈黙の艦隊」は未見です。
769 ど〜も(^^) 投稿者: あや 投稿日:2000/03/18(Sat) 16:59
  >ダシを取らずに作った〜腹立たしかったです。
 ふむふむ。加藤さんは余程原作の方に入っていた様ですね。
 私はアニメ→原作→アニメと見比べながらでしたし、ファンとはいい難いので、少し温度差があるんでしょうか?(エセファンです)(^^)

 宮沢賢治の世界は理解するというよりは、感じ取る世界なのでこれも映像化に関しては、それぞれ賛否がが分かれるのは当然といえば当然ですね。
 ただ、映画作品としては「銀河鉄道の夜」はよく出来てますね。
 プロの仕事だと思います。(わたしなんて三回は泣きました)

 その後の杉井さんの仕事に関しては、残念ながらコメントをくだす気にはなれません。(´`)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
770 「H2」完結 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/18(Sat) 23:46
   単行本ようやく出揃う。しかし全34巻たあ長い。タッチですら26巻だぞ。
 概ね楽しめたが「やっぱりなあ」と落胆させられる面多々あり。
 この作品は人物設定がそもそも曖昧すぎて、覚悟はしていたものの物語は徐々に崩壊し、終盤は殆ど関心を持てず。
 結局あだち充は「こういう」作家として落ち着いてしまうのだろか。惜しい個性だと思う。4月に新連載が始まるそうだが、さて。


 あやさん、どうも。
 あれま、杉井ギサブローってそんなにトーンダウンしてしまったんですか。
「源氏物語」とか「走れメロス」とか未見なんですけど。
771 やや、どうも(^^) 投稿者: あや 投稿日:2000/03/21(Tue) 12:13
  「走れメロス」は杉井監督では無かったと思いますが。
(勘違いならゴメンナサイです)

 映画は(特にアニメ)は監督で追っかけると多分に裏切られますね。
 宮崎、ジブリ作品でも裏切られ〜程はいかないまでも、そういうのありますから。最近では「山田君」ですか?これはあまりのまわりの評判の悪さに、私は未見になってますが・・・・・・

 杉井監督でいうと、「銀河〜夜」と「ストリートファイターU」の間に何があったのかと、少し勘ぐりたくなりますね。
「源氏物語」のラインにいくのは納得ですが、「スト〜U」にいったのはアニメ業界の厳しさではないんでしょうかね。未だ作家性に資本が付いていかない、シビアな現実の壁があると思います。
 杉井監督にはあだち充原作以外の作品に是非、着手してほしいです。
(今のままでは本当に埋もれてしまう)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
772 ヘルペス 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/21(Tue) 23:38
   唇の一部の皮がむけてその近くが切れてその近くに発疹ができた。
 文章にすると気持ち悪いな。見た目にも気持ち悪いが。
 もともと唇が乾燥していて切れやすいたちだが発疹は珍しい。
 ヘルペスというやつかと思って調べたら、どうも「単純ヘルペス」というやつらしいことがわかった。薬を買ったら1,500円もした。
 主に疲労が元で発病し、口の周りに米粒ほどの水疱がたくさんできるそうな。10日から2週間程度で治るって、おい、そんなにかかるのか。
 鼻炎カプセルの副作用だろうか。来年は漢方薬にするか。


 ありゃ、「走れメロス」は違いましたっけ。私もあやふやです。
 エンジンで調べればわかるかな?ま、いいか。
「ストリートファイターU」は未見ですが、杉井ギサブローの作品とは知りませんでした。

「となりの山田くん」は高畑勲の最高傑作のひとつだと私は思っております。
 思い入れという点では「おもひでぽろぽろ」の方が強いですが、こと完成度にかけては「となりの山田くん」は素晴らしいものがあります。
 毒のある爆発的な笑いを期待して観た人は、自分の期待とのギャップで駄作と思ってしまったのかも知れません。
 ちなみにある本の中で、作家や評論家に高畑アニメのベスト3を選ぶというものがあり、1位は圧倒的に「となりの山田くん」を選んだ人が多いです。最新作ということで水増しされた部分があるにせよ、妥当な評価だと思います。
773 お体にお気をつけて・・・・ 投稿者: あや 投稿日:2000/03/22(Wed) 12:38
   なんか連続して書き込んでる様でスミマセンなんですが・・・・・
「ヘルペス」ですか。詳しいことは遠慮したいと思いますが、漢方を試して悪い事は無いと思います(^^)薬が原因なら、ですが。
 知人がいい状態で治ったので。

「山田くん」ですか。あれはジブリの鈴木プロデューサーが企画を出した作品なんですが、高畑監督は当初企画に難色を示したそうですね。
 最終的に押し切られる形で制作に入ったんですが(未見なのでなんともいえないんですが)高畑監督作品というよりは鈴木総監督作品といった方が正確だそうです。
 加藤さんは評価している作品みたいで、私も是非見てみたい作品なんですが、世間の評判が相当に悪いのは一概に絵の問題とか、いわれる様な問題だけではないと思います。松竹の弱体化した配給基盤につけ込んだ、独占的な興行を行ったり、「もののけ」ブランドを利用した宣伝を大々的に展開したりと、それまでの共存的なジブリ作品とはあまりに異質な状態をみていて、皆いいかげん嫌気がさしたのではないでしょうか?

 私も高畑監督作品は大好きで、「おもひで〜」も劇場で見て涙した方なんですが、いくら高畑監督程の巨匠でも、いしいひさいち原作からは傑作は無理だと・・・・(不安を抱かなかった人はいない筈です)そういった理由で、大多数劇場に足を運ばなかったのではないでしょうか?
 鈴木プロ〜はジブリ内でプレジデントとか呼ばれているそうですが、企画内容、制作費の高騰、興行結果のどれからも、これを失敗作としないと、ジブリに明日は無くなるのではないかと本当に心配です。
(それと作品内容とは別だと思いますが)宮崎さんが絡まないと、やはりジブリはダメというなら、話は早いんですが・・・・・・・(^^)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
774 KASABUTA 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/23(Thu) 00:03
   ヘルペス、かさぶたになる。
 しかしはがれるまでにはまだ時間が掛かりそう。今が醜いさかり。

 連続投稿は気にしないで下さい。
 かつてサシで1ヶ月やりとりしたこともありますから。
「となりの山田くん」って興行的に失敗だったんですか。初めて知りました。

> 加藤さんは評価している作品みたいで、私も是非見てみたい作品なんで
> すが、世間の評判が相当に悪いのは一概に絵の問題とか、いわれる様な
> 問題だけではないと思います。松竹の弱体化した配給基盤につけ込んだ、
> 独占的な興行を行ったり、「もののけ」ブランドを利用した宣伝を大々
> 的に展開したりと、それまでの共存的なジブリ作品とはあまりに異質な
> 状態をみていて、皆いいかげん嫌気がさしたのではないでしょうか?

 ?
 あやさんのおっしゃる世間の評価というのは「業界内での評価」ということでしょうか。
 作品への評価基準はあくまで観て面白かったかどうか、感動したかどうかですよね。

 もうひとつ疑問なのは、そうした内実を知って「嫌気がさした」人が果たしてどれだけいて、しかもそれが観客動員に影響するものなのかということです。
 一般のファンで興行のやり方がどうのなんて気にして映画を観る人なんてまずいないと思うんです。

> 企画内容、制作費の高騰、興行結果のどれからも、これを失敗作とし
> ないと、ジブリに明日は無くなるのではないかと本当に心配です。

 ん〜これも作品そのものの出来不出来の話ではないですよね。
 商品としての成否と作品としての成否っていうのは別々に捉えた方がいいのではないかと思います。

 逆に興行面で大躍進した「魔女の宅急便」などは、もちろん傑作ではあるけれど、他の宮崎作品に比べると「どうしちゃったの?」と言いたくなる部分を私は多々感じた口です。
 で、その後宮崎氏自身の口から、これは不満の残る作品で、大ヒットしたことが却って面白くなかったなんてことが語られているのを知って、変な話嬉しくなったものです。
775 わ。おだいじに。 投稿者:まみ 投稿日:2000/03/23(Thu) 10:51
   でも、なおりかけなら安心だね。

 でね。マドレデウスのビデオ23日にでるってホント?
 ウラとれないんでここにかくね。ごめん。ではでは。
776 未見なもので(^^) 投稿者: あや 投稿日:2000/03/23(Thu) 13:21
  >「山田くん」について
 ふむふむ。そうですね、お話十分に解ります。
「業界内の評価」に関しては、公開前はよかったんじゃないですか?
 誉めてる人多かった様に感じましたし、ね。

「内実を知って嫌気がさした〜」の問題ですが、そんな事知ってる人は1%だっていないと思いますよ(笑)一応予備知識として書き込んだだけで一般の人が「それを知ったので〜」とは私も思っていません。
 ただ、映画も人が作っているのと同じ様に、宣伝(今回は博報堂が参加してますが)も人の意向が大いに反映するものなんです。今回の「山田くん」方式からすると「もののけ」と同レベルの宣伝展開をしたと聞いています。予告、番宣から察するに「おもひで」か「トトロ」あたりの小品だと思うのですが、そういった無理な展開になったのは思うに、利権がらみの権力志向の表れだと思いますね。今回からジブリも配給を行なっています。

(と、ここからが本当の理由ですが)宣伝コピーの「制作は順調に遅れています」「国民的アニメの誕生」から始まって、興行的失敗が決定的になってからの「(人生)あきらめも肝心です」と、何を考えてやってるのか解らない文句を見せられて、見に行った人が私は不思議なくらいなんです(多分ジブリが作っていなかったら、もっとコケてたと思うんですが)<「もののけ」ブランドを利用して〜>の意味は、そういった怠慢が表面化した(「もののけ」は傑作ですが「山田くん」とは別作品なので。一応)芋ずる式に客を呼ぼうとしているのを、賢明な観客は感じとったのではないでしょうか?ジブリ作品だからといって「面白かった」とか「見に行く」なんてするのは、私は変だと思いますね。

 で、作品の質の問題ですが、これほど恵まれた環境で興行成績6億円は口コミも含めても、十分に失敗作と評価するに値してるので、言及する必要は無いと思います。ただ、いわれるように「作品の評価はあくまで観て面白かったかどうか〜」に関しては、私個人が上の理由で見ていないので、何ともいえませんネ(純な話ですが)本当は未見の作品に関してコメントするのは間違っています。私も(興行成績も人が決めるとはいえ)コケたもので大好きな作品がありますし、「山田くん」もTVで見たらもしかすると好きになるかも知れませんよ(^^)

 それと「魔女宅」の話ですが、私は大好きな作品ですね。宮崎さんのそういったコメントはよく聞きますが、宮崎さんに「あれはパッとしない作品ですね」っていったら相当に失礼だと思いますネ。宮崎さん自身多分すきな世界だと思いますし、自信作ならではの余裕と私は受け取っています。本当の所は解りませんが(^^)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
777 ありゃ!下の書き込み・・・・ 投稿者: あや 投稿日:2000/03/23(Thu) 16:46
   改行ちゃんとやったつもりだったんですが、ミスしたのかしら?
(スミマセン)

 ついでにカキコすると、加藤さんの様に私の文を一部抜粋して「>」で書くと、「あれ?そういう意味でいったんじゃないのにな」となってしまっています。こういった書き方は有効なケースもありますが、なるべく総括しての方が誤解も無くなると思いますよ(^^)
(よ〜く読んでいただければ、ちゃんとフォローしてますからネ)

 映画批評に関しては、いつもどこまでいっていいか迷いますね。私個人はしっかり作っている作品をボロクソにいうのは、良く無いと思っています。批評も最低限愛情が必要じゃないんですかね?
 よく悪口にしかみえない批評を目にしますが、そう感じたのならそう思った理由位書き出すのが、作品に対する礼儀だと思いますヨ(^^)(批評のつもりじゃないのかな?)よく解らない私でした(^^)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
778 かさぶたはがれる 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/24(Fri) 01:11
   ちょっとしたはずみでかさぶたがはがれてしまった。痛い。

 まみさん、こんにちは。
 ビデオの情報ありがとやんした。
 まみさんの掲示板で知ってネットで調べてみたんですが、結局それらしい情報が見付からなかったんですよ。
 もうちょい探してみます。


 あやさん、たびたびコメントどうもです。
 はじめに確認しておきたいのですが、「小品」というのは「さほどの収益を望めない作品」という意味でしょうか?(そういう意味だと解釈してコメントするならば)まあ「何としてでも観よう」という気にさせる題材でないのは確かでしょうね。
「もののけ姫」ほどヒットするとは誰も(ジブリの人も)思ってなかったんじゃないでしょうか。

> 芋ずる式に客を呼ぼうとしているのを、賢明な観客は感
> じとったのではないでしょうか?

 うーん、宣伝のやり方に嫌悪感を覚えて観に行かない人なんているんでしょうか?単にCMを観て面白くなさそうだと思って観なかっただけだと思いますけど。
 ところで、あやさんはブランドを利用した芋づる式の営業というものを「ワルイこと」とお考えなのでしょうか。私は企業としてそれは当然のことで、むしろやらない方がどうかしていると思っています。もしそこに、手抜き作品を宣伝攻勢で売っちゃえという意図があったなら話は別ですけど、私は感じなかったなあ。
 単に「売れそうな企画」だったら、鈴木氏が他のものを思い付かないわけないですもん。
「となりの山田くん」という企画自体がそもそも冒険であるのは誰の目にも明らかで、逆に言えばジブリというブランドだからできたこと。そこにはブランドへの甘えや怠慢どころか、むしろパイオニア精神を感じました。
 芋づる方式と言えば「魔女の宅急便」→「おもひでぽろぽろ」という流れにも当てはまると思います。「おもひでぽろぽろ」の観客動員が宮崎駿のネームバリューの賜物だと高畑氏は明言してもいますし。
「となりの山田くん」がヒットしなかった理由は私にもよくわかりませんが、興行的な失敗はもとより、作品への不評も、実際の作品の水準との相関関係がどれほどのものかについては私は懐疑的です。観ながら「すげ〜傑作。でも評判悪いだろうな〜」と思ってましたから(笑)。


「魔女の宅急便」は自信作ではないと思うなあ。一級品の作品であることは否定しないし、好きか嫌いかと言われたら好き。これを駄作だと言うやつがいたら黙ってません。
 けれどもその一方で、どうしても妥協的な部分が目に付いてしまう。「魔女の宅急便」は「となりのトトロ」から「紅の豚」までの間の、宮崎氏が悶々としていた時期の作品であることは周知ですが、当時の鬱屈が色濃く表れているように感じるんです。
 この辺は本当に個人的な感想ですけどね。

 ところで、

> 宮崎さんに「あれはパッとしない作品ですね」っていったら相当に失礼だと思いますネ。

 これは……???

> ついでにカキコすると、加藤さんの様に私の文を一部抜粋して「>」
> で書くと、「あれ?そういう意味でいったんじゃないのにな」となって
> しまっています。こういった書き方は有効なケースもありますが、なる
> べく総括しての方が誤解も無くなると思いますよ(^^)
> (よ〜く読んでいただければ、ちゃんとフォローしてますからネ)

 引用してもしなくてもコメントする内容は変わりませんよ(笑)。
 作品の話と宣伝云々の話を混同なさっているように見受けられたのでそこを確認したかったんです。よ〜く読んでも「そういう意味」にしか読めなかったんです(笑)。

> 映画批評に関しては、いつもどこまでいっていいか迷いますね。私個人
> はしっかり作っている作品をボロクソにいうのは、良く無いと思ってい
> ます。批評も最低限愛情が必要じゃないんですかね?

 これは同感です。
 はっきり言えるのは、誉めるより批判する方が簡単だということですね。人間は下品なもので、批判する時ほど筆が滑らかになってしまいがち。
 誉める時はいくら感情を表に出してもいいけれど、批判する時は一にも二にも抑制が大事。好きな作家の作品の批判ならば読み手を不快にさせることはあまりないけれど、思い入れのない作家の作品を批判する時は気を使わなきゃいけませんね。
 もちろん批評そのものに手心を加えていいわけはないし、その意味ではボロクソの批判というものもあってしかるべきでしょうけど、言葉までボロクソになってはイケマセン。
779 もりあがってますね 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/24(Fri) 12:30
  「となりの山田くん」がヒットしたかどうかも知りませんが、ヒットしなかったのだとしたら、女の子が出なかったからですよ。
 もしくは戦闘機が。

「魔女の宅急便」は原作の絵が大好きだったので、その反動が出てしまって、バラバラに考えられないからパス。
 そこまで話を盛り上げなくてもいいだろ、とは思ったな。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
780 はは、どうも(^^) 投稿者: あや 投稿日:2000/03/25(Sat) 13:28
  「>」の件に関しては多用するとすこし「言葉狩りかな?」と思っただけなんです。加藤さんは「>」が多い様なので、少し客観性を持ってもらいたかったと。・・・・・・他意はありません(またこれもやられるかもしれませんね。自浄作用に期待します)

 小品に関しては、少々違う意味合いも含んでいるんですが、まあ、そのとぉ〜りです。小耳情報なんですが「もものけ」の原作(絵本)巻末に宮崎さんが、「もののけ」のヒットを確信している発言をしています。
 まぁその、わざとらしいかも知れませんが、私も大ヒットするとは思ってました(今までにない企画でしたしね。面白そうだとは感じました)

 宣伝のやり方に関しては、私が下の様の事と、いしいひさいちのポスターの絵を見て「行くのやめよ〜」と思っただけなんです。後の情報に関しては後付けだったのですが、正直うんざりでしたね、あれは。
 で、「山田くん」がパイオニア精神ですか?ジブリのパイオ〜という意味なら、加藤さんの理屈でいうなら「作品の評価基準は面白かったか、感動したか」でしたよね?個人でやってる私小説ならいざ知らず、大企業が出資して作る作品ではないと、私はいっているんです。そういった純粋評論も確かに日本では確立していますが、私はあまり評価していません。それは(日本映画の言論界を見渡せばわかる通り)売れて、質のいい作品が正当に評価されないというのにも表れています。
 やはり映画は売れてナンボ。そこで初めて批評にさらされるというのが正当だと思います(勿論例外はありますけど)自分も見にいけなければ批評のしようがないので。

 芋ずるに関しては少し論点がずれるので、これ以上の言及は必要ないと思います。私がそう思っているでけで、他の人がブランドで見ようが口コミで行こうが、いいんじゃないんですか?そこでいい作品が見れれば拘る必要は無いと思います。ただ今回は「私は」行かなかったといっているのであって、私の周りは見にいってましたよ。

「魔女宅」に関しては原作を知らないせいか、あれだけのものを作って「自信作ではない」とは、俄に信じられなかったもので書いてしまいました。ただ、宮崎さんの他の作品と比べると(いいのかな?これは)少し大衆っぽいかなぁと、それ位ですね。宮崎さん自体連続した(ヤマトみたいな)作品はあまり作っていませんし、高畑監督も監督作品を比べられて批評されることも望んでいないでしょう。個々に独立した作品として考えた方がいい様です(ジブリはそれで成功したんじゃないんでですか?)・・・で、「魔女宅」に対する宮崎さんのコメントですが、そんなこといったら「紅の豚」だって「ナウシカ」だって失敗作といってるじゃないですか(^^)その証拠に宮崎さんのオフィスに「キキ」のぬいぐるみがいつも飾ってありますし、私の感覚では「自信作ではない」作品のキャラクターをわざわざ飾ったりしないと思いますね。ま、いつもいいますが、本当のところは解りません(^^)ただ、本人のコメントも大事ですが、作品を見てがどうなのかが最優先だと思いますよ。

 と、拘るようですが、文脈というものがありますからネ、一部抜粋してそれに関しての書き出しは、少しこちらの意に誤解を招く様です。
 確かに「コメントの内容は変わらないですよ(笑)」とありますが、文字自体は変わりませんが「あまり重要に書いていない書込みに関して問題視しているようなので」という意味なので、誤解がない様・・・。
 ケースによって違いますが、やはり総括しての方が誤解も無くなると思いますよ(^^)私の場合は特にそうです。(言葉尻だけをとると確かにいわれる通りの事を書いているので、否定はしませんが)(^^)
http://www.mmjp.or.jp/gigas
781 灰谷健次郎ドラマ出演 投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/26(Sun) 01:54
   テレビドラマ「天の瞳」(灰谷健次郎原作)。
 殆ど期待せずに観たがとてもよかった。
 授業で起きた騒動などはかなり原作に忠実。
 加えてドラマオリジナルの、担任教師と倫太郎の母のやりとりと、倫太郎のただ乗りのエピソードもなかなか。
 ちょい役の灰谷氏もいい味出してた。
 原作は面白く読めはしても物語としてはかなり弱い。それだけにテレビドラマ化には無理があると思ったが、オリジナルのエピソードをうまく織り交ぜて上質の物語に仕上げている。

 うーんと、「魔女の宅急便」の原作は読んだことないです。
 読もう読もうと思いつつもまだ今江祥智の全集読破してないもので。
(早く読まんか。)


 あやさん、こんにちは。
 またも引用満載ですが、決して嫌味ではございません。理由もきちんと申し上げます。

> 「>」の件に関しては多様するとすこし「言葉狩りかな?」と思った
> だけなんです。加藤さんは「>」が多い様なので、少し客観性を持って
> もらいたかったと。・・・・・・他意はありません(またこれもやられ
> るかもしれませんね。自浄作用に期待します) 

 私が引用を利用するのは、ひとことで言ってしまえば書きやすいからです。「総括」して文を書けばそれだけ時間が余計にかかります。
 インターネットというのは時間的制約を持つ者同士がやり取りする場であって、その前提の上で相手の意を汲むよう互いに歩み寄るのが暗黙のルールです。ネットで慣例となっている書き方を拒否するのはいかがなものでしょう。
 ご自分がそういう書き方を心掛けるのは結構なことだし、ありがたいとも思います。でも人に対してもそうすることを当たり前のように要求するのは勝手すぎやしません?正直言って呆れてます。ましてや「自浄作用」だなんて、人の文章を汚物扱いしてるみたいですよ。

 いきなり物騒な書き出しになりましたが、本論(?)に移ります。

> やはり映画は売れてナンボ。そこで初めて批評にさらされるというのが
> 正当だと思います(勿論例外はありますけど)自分も見にいけなければ
> 批評のしようがないので。

 いやいや、私はそもそも純粋な作品評価の話をしていたんです。
「売れてナンボ」の絡む評価はそもそも別の次元のものであって、それを持ち込んでしまった時点で議論は崩壊しているんですよ。ましてや「どちらの評価が正当か」という話を争点されてはなおのこと混乱してしまいます。

 パイオニア精神についても補足すると、これはジブリという組織に対する評価として述べた言葉であり、当然純粋な作品評価とは別物と考えています。

> 「魔女宅」に対する宮崎さんのコメントですが、
> そんなこといったら「紅の豚」だって「ナウシカ」だって失敗作といっ
> てるじゃないですか(^^)

 ええ、「ナウシカ」も問題のある作品だと思ってます。それを差し引いても傑作だと思いますけどね。宮崎氏も「失敗作」とは思ってないと思いますね。部分的な失敗はあるにせよ。
「紅の豚」については宮崎氏のコメントの内容を知らないので残念ながら言及できません。

> 私の感覚では「自信作ではな
> い」作品のキャラクターをわざわざ飾ったりしないと思いますね。

 ここは不毛を承知で反論させて下さい(笑)。
 極端な例を挙げるなら、手塚治虫の「鉄腕アトム」。ご存知かと思いますが、手塚氏自ら「最大の愚作」と言う一方で最も愛着のあるキャラクターだと。
 無論「愚作」というのもひとつの言い回しであって、手塚氏はアトムという作品の価値を全否定しているわけではありません。けれどもこの作品に対して引け目に感じる部分もあった……そういう複雑な気持ちを抱いていたわけです。
 つまり作品への自己評価と愛情(愛着)は必ずしも正比例するとは限らないのだと。
 くどいようですが私は「魔女の宅急便」を失敗作だとは思っていませんので念のため。もちろん愚作でも駄作でもありません。

> 本人のコメントも大事ですが、作品を見てがどうなのかが最優先だと思いますよ。

 もちろんです。私は常に自分の感想を第一に述べています。
 そしてそれに加えて、宮崎氏自身も私の感じた問題点をズバリ語っていたのだと申し上げています。


 さて、またもや物騒な話題に戻ります。

> ケースによって違いますが、やはり総括しての方が誤解も無くなると思
> いますよ(^^)私の場合は特にそうです。(言葉尻だけをとると確か
> にいわれる通りの事を書いているので、否定はしませんが)(^^)

 ん〜どうもあやさんのコメントを読んでいると、あやさんはきっちり意見を書いていて、私がそれを誤読しまくって的外れの返事を書いているとおっしゃっているように見受けられます。(違っていたらご指摘願います。)
 正直なことを言わせていただくと、失礼ながらあやさんのコメントは暴論、飛躍のオンパレードというのが私の印象なんです。何をおっしゃりたいのか理解できない部分も多いですし。実際には暴論でも飛躍でもないのかも知れませんが、少なくとも私は何度読み返してもそのように感じました。
 私としてはそこからどうにか接点を探してコメントしたつもりなんですね。読んでいて「おや?」と感じた所は山ほどあるけれど、ひとつひとつ指摘して確認していたらきりがないから、これでもだいぶはしょってコメントしています。

 芋づるの話も、あやさんが罪悪視しているみたいだったのが意外で、それを確認したくて尋ねたまでです。(「私がそう思っているだけで」というのはつまり「ワルイこと」だと思っているということでしょうか?失礼ながらここもわかり辛かったです。)
 そもそもここでの元々の争点は「なぜ観客動員できなかったか」だったはずです。
「芋づる式に客を呼ぼうとしているのを、賢明な観客は感じとったのではないでしょうか?」というあやさんの意見に対し、私は
「宣伝のやり方に嫌悪感を覚えて観に行かない人なんているんでしょうか?」と異を唱えました。
 ところがそれに対し
「私がそう思っているだけで他の人がブランドで見ようが口コミで行こうが、いいんじゃないんですか?」と話が摩り替わってしまっている(ように見えます)。
 これは私の感じた「おや?」の一例です。ひとつひとつ真意を確かめていたら本当にきりがない。
(小品については了解です。くどいようですが、あそこもわかり辛かったから質問しました。)

 私とあやさん「どっちがワルイか」なんて話をするつもりはありません。ただ、あやさんが私の書き方に抵抗を感じているのと同様に、私もあやさんの文章に辟易しており、それを我慢しつつコメントしているのだということをご理解下さい。
 本来なら時間を割いて自分にコメントをくれる人の文章にケチを付けるなんてことは私は絶対にしません。ただ、あやさんの要求があまりに一方的すぎるように感じたので、あえて言及しました。

 それからひとつお節介。
 人に注意や忠告を与える時に(^^)を付けるのは、相手を見下して「教え導こう」といった意識を感じさせ、とても尊大な印象を与えるので控えられた方がよろしいかと思います。


 さて、ここまで書くのに恥ずかしながら2時間も費やしてしまいました。
 引用なしで書いたら何時間掛かるかわかりませんし、やはりネットにそこまでの労力を費やすわけには行きません。
 それでも自分なりに、わかりやすく、また不快感を与えぬよう精一杯配慮して書いたつもりですが、そうなっていないとしたらひとえに私の不徳の致すところ。何卒ご容赦願います。
782 「となりの山田くん」等について 投稿者:機関銃 投稿日:2000/03/26(Sun) 10:40
   こんにちは、ここでははじめましてです。
 さて、私もジブリ好きのはしくれとして少しカキコします。
(ナウシカ以降で未見なのは「耳をすませば」のみ、ただ「堀川掘削物語」と「ホルス」、「コナン」は未見です好きな作品は「トトロ」「魔女宅」「紅の豚」「パンダコパンダ」そして、「さらば愛しきルパン」(PRRT2最終回)です)

「山田くん」に関しては僕はジブリ史上に残る駄作だと思っています。
 なにしろジブリの映画で初めて睡魔に襲われた映画でも有るからです。
 僕としてはただ単に面白くないだけで無くストーリーに連続性が無い為話がぶつ切りとなり(俳句を入れてしまったのがそれを助長しました)それで最後にいきなり結論を持って来られても見ている方は困ってしまう。と言う感を抱きました。
(アニメ製作で冒険したのは評価出来ますがつまらなければ意味が無い)
 複数のストーリーを使って構成する手法と言う点では「おもひでぽろぽろ」が有りますがあの映画には全編を通して主人公の成長や変化と言う物が描かれていたと私は思っていますが「山田くん」にはそれが無く私は高畑勲の才能は枯渇した、と認識してしまいたくなる位の出来となっていたのは本当にがっかりしたのを認識しています。

 不入りについては最初に見に行くのは当然ジブリ信者な訳で(私も「紅の豚」「もののけ姫」は初日に行きました)彼等は絶対に劇場に足を運びますがその彼等もそれほどの作品だとは思わなかった、そして一般客層に訴える物が無かったと言う事だと思っています。
 もし、面白ければ口コミでも広がっていっていると思うのです。
「カリオストロ」の時代ならともかくインターネットもある現代なら多少は波及していたと思うんですよね。

 作品評価については「売れなければ土俵に上がれない」とは思いません。
 もちろん商業作品ですから売上を否定する訳にはいきませんしまた、売り上げた事はそれ自体評価できる事では有ります。
 ただ、作品自体を評価する事は別問題です。「売れなければ」なんて論理を用いてしまうと「カリオストロ」はどうなってしまうのでしょう?

 ジブリ自体で言えばジブリの組織自体が柔軟性を無くしつつ有る感を僕は抱いています。本来、ジブリは「トトロ」「魔女宅」「紅の豚」クラスの作品を作る分には適した製作組織だと思っていますが「もののけ姫」クラスになると本当に厳しい所が有ります。
 ただ、それは映画製作に大資本が絡み、公開時期に間にあわさなければならない(僕は「もののけ姫」はあと半年時間が有ればもっと良い作品になっていたと思っています。1時間15分頃までとそれ以降で流れが変わりますし最後はむりやりでっちあげた感も抱いています)と言う問題を抱えている為、本当の意味でクオリティーの有る作品を作り続ける状況に有るか?と疑問に思います。

 ところで「もののけ姫」「山田くん」の様にハイリスクハイリターンを狙わなければいけない状況(勿論ジブリが望んでいなくても)が続くともう外れが許されなくなるだけに厳しいと思うのですが如何でしょうか?


http://www2.plala.or.jp/macingun
783 ど〜も、ど〜〜も 投稿者: あや 投稿日:2000/03/26(Sun) 12:57
   加藤さんが(^^)を「やめろ」というなら、私はあっさり止めます。(簡単なことです)
 う〜ん。2時間ですか。大変だったですね。悪かった様にも感じます。
(それ程ムキになる話題では無いと思いますがね)

「>」に関しては、それ程のポリシーがあるのならお続け下さい。
 私がそれに関して拘った最大の理由は、加藤さんが私のカキコに対し「?」が多い様でしたので「もう少し広い意味で読まれては」と、思って書いたのですよ。今までのままですと、いつまで経っても「あれ?私そんな意味で書いたんじゃないのに〜」となってしまうのですが、誤解したままで結構でしたら、一向に構いませんのデス。
(私は理解してるつもりなんですけどね、加藤さんの気持ち)

 この話題の元となったと思われる「興行と評論」の問題ですが、3月22日の私の書込みに「(それと作品内容は別だと思いますが)」と最後に注釈してあります。文章を書いている者なら「( )」は重要な箇所だという事は解って頂けると思い、書き込んでいます。
 それでも解らないといわれるなら、正直お手上げですね。諦めます。

 それから<汚物扱い>だなんて、勿論そういった意味合いで書いたのではありません。もうここいら辺でそういう下らないお話は止めましょう。

 新しい話題として「ナウシカ」の話が出ていますが、加藤さんにいわせると、問題がある作品の様ですね?どこいら辺に不満を感じてるんでしょうか?今回はそこだけ聞きたいですね。


>機関銃さん
「山田くん」は宣伝費、制作費を差し引けば、ヒットした作品になるのではないでしょうか?「カリ城」は私はなぜヒットしなかったか不思議なんですが、なぜですかね?あれだけの傑作がヒットしなかったのは、本当に当時の観客に見る目が無かったか、何か他に理由があったか(事件が重なったとか)どちらかしか考えられません。

 私が嬉しいのは「新ルパン」の最終回を挙げてくれた事ですね。私もこれは本当に印象深い作品です。宮崎さんには(本人はそういうのはやらないと明言していますが)こういった痛快アクションを脚本か制作でやってもらいたいですネ。

 それからPSなんですが(加藤さんの事をいってると思うんですが)ジブり信者(ファン)の気持ちも理解してやってください。私もどれだけ「山田くん」を支持しようかと思った程なんです。機関銃さんがいわれるとお〜り、次が見られなくなる予測も見えてきました。私は涙を飲んで「山田くん」を否定しています。下の様に批判を受け続けているのも納得付けなので、お気になさらずに。
http://www.mmjp.or.jp/gigas
784 読むの疲れたよぉ。 投稿者:ぐらびぃ 投稿日:2000/03/26(Sun) 16:07
   レスが上に足される形式って、過去ログ読むの疲れますね(^^;
 あ、初めましてですね。
 宮崎氏に関してですが、作品や技術的にコナンの最終回「大団円」を越えられてないように思えますよね。っつーか、基本が変わってないってことかな?いい意味でなんだろうけど。
「もののけ」だって「カリ城」を越えてないよねぇ。
 あくまで主観なのでご了承下さい。
 残念ながら高畑氏は好きじゃありません。アニメを間違って捉えているようで。
「アニメ」は現実に出来ない事が実現できる手段です。「リアル」にしたいからといって、今井美樹やギバちゃんに顔の表情を作らせてそれを元にトレーシングペーパーでそっくりに写すなんて、実写以下じゃないですか。それだったら、今井美樹主演で映画を作った方がいい。
 「アニメ」は基本的に実写を超えていなければ駄目だと思います。
 ディズニーは人間の動きを越えた(滑らかな)動きがあるからスゴイ。
 少なくとも、宮崎氏はそういう荒唐無稽さを分かっている分好きですね。
 しかし、ジブリ。最近グッズ作りすぎだぞ!! 何焦ってるんだろ?と思ってしまう・・・。
 で、「山田くん」。セルを止めてわざわざデジタルにして、そんでもってデジタルだと「山田くん」特有の色のはみだした水彩タッチができないからって、倍の労力と経費を使って・・・いったい何をしたかったんだ??
 ジブリさん。意味はあったのか? 次回作に繋がるのか??
 ま、次で借金返さなきゃって勤労意欲にはなると思うが・・。

 加藤さん、私実は高校時代にあだち充の「みゆき」までの作品、
 全部買っています。どっちかというと「ああ青春の甲子園」がすきなんですが、「陽あたり良好」が一番面白かったです。
785 あやさん、はじめまして。 投稿者:ぐらびぃ 投稿日:2000/03/26(Sun) 16:15
   失礼ですが、あやさんの「ど〜も、ど〜〜も」っていうのがあまり真剣みがなく見え、折角加藤さんが真面目にレスしているのに(そう言う意図がなくても)おちょくっているように伺えます。
 新参者が偉そうに言って申し訳ないですが。

 下の文章、思いっきり主観で日ごろ思ってたことなので、間違ってるぞ!ってとこがあったらご指摘下さい!
786 落語の話とな? 投稿者:ぐらびぃ 投稿日:2000/03/26(Sun) 17:17
   私、ここ二年ほどドップリと落語にはまってまして、因みにベスト落語stは8代目桂文楽師匠です。なんたって上手い!
 CDはほとんど買ったし、全集も買った。ビデオも二本買った。
 しまいには19000円もするCD付き落語全集まで買った。
 因みに圓生、志ん生、正蔵(彦六)、三木助(先代)師匠の全集も買った。
 実は落語はあの放送作家高田文夫(立川藤志楼)からなんです。
 ギャグまんさいで素人にも入りやすく、しかも筋が通ってて聞かせるので、落語に興味のある方にはおすすめです。しかし、そのあと古典を聞くと、(高田文夫のほうが面白いので)つまらなかったりするが。あと、歌丸師匠や小三治師匠、圓生、志ん生師匠のCDも持ってます。ただ、志ん生さんのはもごもご喋るので、CDではチト聞きづらいですね。
 現役では小朝師匠が入りやすいでしょうね。それと笑点メンバー。
 まだ談志の良さがわからないニワカファンですが、かなり通だと思い込んでいますので、何かあったら聞いて下さい(嘘)

注)鈴本演芸場の助六弁当はすぐ売りきれるので、早めにゲット!すべし。
  ビール飲んでも怒られないから気軽に見れます。
  談志師匠の場合、寝てると訴えられるので、注意して下さい!!

 私のおすすめCDは立川藤志楼の「うなぎの幇間(たいこ)」と文楽師匠の「酢豆腐」「明烏」「よかちょろ」です。あ、小三治師匠の「味噌蔵」、最高です。「居酒屋」は映画「の、ようなもの」の元?となった落語で、面白いです。
787 そうですね(題名の事) 投稿者: あや 投稿日:2000/03/26(Sun) 23:04
   少し「おちょくり」に見えても仕方なかったと思います。反省(´`)
 もちろん内容は真剣に書き込んでいます。加藤さんの長いレスも1字1句がんばって漏らさず読んでますヨ。(でも解ってもらえないんですよ〜〜)(情けない)

 私は基本的にぐらびぃさんの意見に賛成です。でも私、高畑監督大好きなんです。宮崎さんの親みたいな存在ですしね、細かい事(表情のトレースの事など)を抜きにしたら、素晴らしいアニメ監督だと思っています。2人は切っても切れない関係じゃないんですかね。作品の評価は別ですが。

「もののけ」が「カリ城」越えたかどうかは正直わかりません。
 だってミュージシャンだって、デビュー曲越えられないっていうでしょ?
「カリ城」があれ程傑作なのは、天才として当たり前だとしたら、引退作(予定だった)として、あそこまで持っていったのは正直スゴイですよね。やはり並の天才じゃできない事だと思います。
「カリ城」は少し古い作品ですからね。「もののけ」も少し経てば風格の出てくる作品だとは思います。

http://www.mmjp.or.jp/gigas
788 作品の話になるとついていけない 投稿者:相馬契太 投稿日:2000/03/27(Mon) 02:19
  「カリオストロの城」がヒットしなかったかどうかは知らないが、ヒットしなかったのなら、当時はまだアニメおたくがそんなにいなかったってことだよ、きっと。
 逆に言うと、アニメの地位はそれだけ低かったとも言える。
http://www.hello.co.jp/~skeita28/
789 こちらでは、はじめまして 投稿者:出羽桜 投稿日:2000/03/27(Mon) 06:31
  「カリオストロの城」が公開された時、アニメファンの間では話題になっていましたが一般層には伝わっていなかったような気がします。
 当時のアニメは、今ほど市民権を得ていなかったということでしょう。
 あの映画がヒットしなかったとするならば単純に、映画館でアニメ映画を見る人が少なかっただけだと思います。

 身もフタもない話で、腰を折ってみたり。
790 Re: 「となりの山田くん」等について
投稿者:加藤 浩司 投稿日:2000/03/27(Mon) 16:21
   機関銃さん、こんにちは。

> 「山田くん」に関しては僕はジブリ史上に残る駄作だと思っています。
> なにしろジブリの映画で初めて睡魔に襲われた映画でも有るからです。
> 僕としてはただ単に面白くないだけで無くストーリーに連続性が無い為
> 話がぶつ切りとなり(俳句を入れてしまったのがそれを助長しました)
> それで最後にいきなり結論を持って来られても見ている方は困ってしまう。
> と言う感を抱きました。

「連続性」はないけれど「繋がり」がある。そこがこの映画の凄さだと私は思ってます。
 この映画では一見バラバラなエピソードのひとつひとつが、実は全てひとつのテーマに貫かれています。エピソードがひとつ終わる度にそのテーマが徐々に見えて来る構造になっており、そしてそれが最も直截に語られているのが最後の演説です。「いきなり結論」だなんてトンデモナイ!
「となりの山田くん」の「繋がり」は、言ってみれば《線》ではなく《輪》なんです。輪の形が少しずつ少しずつ浮き出て来て、最後の演説でそれがくっきりと真円になる。この構成の妙に私は呆然となりました。もちろん物語にも感動しました。

 私は高畑アニメは一度観ただけではよさがわからないことが多いのですが、「となりの山田くん」には一発で打ちのめされました。
 線で語られない物語なんてそうあるものではないだけに、戸惑う人がいるのは無理からぬことだと思います。私がそういう戸惑いを感じなかった理由はわかりません。タイミングがよかったのかも。

 私は高畑勲の最高傑作と言っていいと思いますが、高畑氏自身は何年か先にこの作品をどんな風に語るか、今から注目しています。

> ところで「もののけ姫」「山田くん」の様にハイリスクハイリターンを
> 狙わなければいけない状況(勿論ジブリが望んでいなくても)が
> 続くともう外れが許されなくなるだけに厳しいと思うのですが
> 如何でしょうか?

「もののけ姫」の場合は、ああした規模の映画を宮崎氏が作る最後のチャンスということで、かなり無理して作られたというし、「となりの山田くん」はその収益を新しい試みに使うことができたというのがあるでしょうね。
 これからはもっとマイペースになるんじゃないでしょうか。
 それでも新しい試みをしたいという探求心と、ヒットさせねばならない現実とのジレンマは抱え続けるでしょうね。実験には金が掛かるけど、探求心がなくなったらおしまい。つらいところです。