(2002.3.28〜2002.)
2151 | また転載1 投稿者:相馬 [14/03/28<木>-01:04] |
地位や高学歴の女性が欲望の対象になっているのは、一時期はやった「三高」みたいなものでしょう。「征服欲」なのは間違いないです。 俺は、生物学的な生殖の話を人間に当てはめるのは好みません。 自分の好きなようにアレンジしやすいからです。 例えば、オスがメスを強姦する種があるとして、オスを刺激するのはメスであるわけです。オスが発情するのはメスからOKのサインが出るからです。 これでひとつ強姦ではないと言い張る根拠の出来あがりです。 「部屋に上がった」「露出度の高い服を着てた」「しなだれかかった」等々。 そして、復讐という観点にも疑問が残るのです。 内田春菊は復讐でしょう。父親や夫への。個人的なものです。 そして、彼女が嫌いなのはむしろ同性ではないかと思います。作品を読む限り。 男一般への復讐心てあるのかな。 まあ、個人的なものが普遍化されるということはあるか。 ただ、虐げるのが好きな人と嫌いな人がいるだけだ、性別は関係ない、というほうが理解できるのです。 「殴られ続けているとレイプされたときと同じ気持ちになる」というセリフがなにかのマンガであったが、なんだか忘れた。 |
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2152 | また転載2 投稿者:ぐり [14/03/28<木>-03:54] |
まだ多少投稿の余地があるようですので、一件だけ投稿させて頂きます。(加藤さんの掲示板での最新のご発言では、議論を続けていいものかどうか、現時点では判断しかねますので。) >俺は、生物学的な生殖の話を人間に当てはめるのは好みません。 >自分の好きなようにアレンジしやすいからです。 !!これは盲点でした。自分で自分の首を締めていました。気付かせて下さってありがとうございます。これは、さすが相馬さん!としか。 長年考え続けてきたことでしたが、ある意味これも自分を納得させるための「逃げ」だったかも知れません。 常に「戦争状態」など最悪の事態を念頭に考えてしまう癖があるのも事実です。 内田春菊ではありませんが、私の発言も多分に個人的な体験から発したものでした。 私も性的被害には幼少時より何度も遭っています。現在も時々遭います。 それが最近山岸作品を立て続けに読んだことで、一気に膿が溢れ出した状態でした。こうした女性のあれこれなどは山岸氏のような表現の異才に委ね、才の足りない私怨を抱えた者はネットなど公共の場では口をつぐむべきかとも思いましたが、 口に出したことで誤りに気付かせて頂けたことには心底感謝します。 こうして鋭いご意見を男性からお聞きできたことで目から鱗が落ちた気分です。 最初の投稿からこれまで、一種の「私怨」投稿だったと反省しつつ。 |
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2153 | また転載3 投稿者:相馬 [14/03/28<木>-10:29] |
加藤さんの掲示板、またいかれたみたいですよ。ここでやりましょう。 人間も動物なので、俺のようにバサバサ切り捨てるのもどうかとは思うのですが、切り捨てた方が話がしやすいと、めんどくさがり故に捨ててしまいます。本当は少し迷いつつ。 で、つらつら考えるに、やはり復讐はあるのかもしれない。 「怨念」という方が近いかな。 思えば俺もずいぶん私怨でバッシングをしたものです。 というよりそれしかないかも。 いや、ここは私怨を晴らす掲示板なのだ。そうだ。そう決めた。 特に根拠があるわけじゃないのですが、 男は("男は"というのは、女性はどうだか想像がつかないので)、実は女性の裸なんて好きじゃないんじゃないか、セックスなんてしたくないんじゃないか、そう思うことがあります。それがどこかで女性を貶めるところにつながっているのじゃないかと思うのだけど、よくわからないなー。 |
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2154 | 惚れ惚れする男 投稿者:加藤浩司 02/03/28 Thu 12:41:10 |
>
俺は、生物学的な生殖の話を人間に当てはめるのは好みません。 > 自分の好きなようにアレンジしやすいからです。 私はひとつの材料として一応注目はしますね。それを「男は(人間は)そういうもの」と自分の言い訳に利用(=好きなようにアレンジ)するのは違うと思いますが。利用しなければ別にいい。 畑正憲なんかはそういう観点で色々語っていて面白い。どこか乱暴だけど本質の一面を鋭く突いてもいるように感じられます。 > 内田春菊は復讐でしょう。父親や夫への。個人的なものです。 > そして、彼女が嫌いなのはむしろ同性ではないかと思います。作品を読む限り。 > 男一般への復讐心てあるのかな。 アメリカ人にひどい目に遭わされてアメリカ人全員を憎むようになるというのと、男にひどい目に遭わされて男全員を憎むようなるのと、そう違いはないんじゃないでしょうか。 内田春菊の漫画には「優しい男」はいても「惚れ惚れするような男」はいない。女性の漫画家としてはかなり珍しいケースではないかと。あれ、西原理恵子もそうか。彼女はむしろ男に憧れている口みたいだけど。 |
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2155 | 読み落とし 投稿者:加藤浩司 02/03/28 Thu 12:57:37 |
>
まあ、個人的なものが普遍化されるということはあるか。 とちゃんと書いてあった。堂々巡りをやらかしてしまった。 |
2156 | 私怨でいいんじゃないですか? 投稿者:A渡辺 02/03/28 Thu 19:37:20 |
ぐりさんへ 本当は009や少女マンガの話の方が好きなのですが、もう少しこの話を。 >内田春菊ではありませんが、私の発言も多分に個人的な体験から発したものでした。 >私も性的被害には幼少時より何度も遭っています。現在も時々遭います。 私も2度ほど若い頃性的被害にあったことがあります。(私は男です念のため) 1度目は映画館で、成人映画を見ていた時のことです。アダルトビデオと違って昔の成人映画はセックスシーンはほんの少しなのですが、そのセックスシーンになると隣の男性が私の太股をなぜるんです。たまらず席を替わりました。あれは気持ち悪かった。 2度目は旅先で親切にしてくれたおじさんが別れ際に「新宿で飲みに行こう」と誘ってくれたので、後日新宿でおちあったら飲みに行くのではなくて、サウナに連れ込まれました。這々の体で逃げ出しました。 長い人生で2回だけですが、とてもイヤな思いで今でも忘れられません。 まして、女性だとイヤな思いをすることも多いでしょうね。 私怨があるなら一人でため込まずに出せばいいんです。心の中でとどめておくのと文章化するのでは全然違います。気持ちが整理されたり、新しい発見があったり。 ぐりさんも書き込んだことでスッキリした部分もあるんじゃないですか。 閑話休題 青池保子に「加速装置」が出てくるということですが、「イブの息子たち」にはそんなシーンは無かったと記憶しているのですが、他の作品ですか? |
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2157 | 屈指の面白さ 投稿者:加藤浩司 02/03/29 Fri 00:47:15 |
普遍性や客観性を心掛けて書いていたつもりが実は私怨を撒き散らしていたと「気付いて」反省というのはまあ自然なんじゃないでしょうか。(私は私怨撒き散らしとは思わなかったし普遍性も客観性もあったと思いますが。) ぐりさんにすっきりしてもらうためとかじゃなく、純粋にもっと投稿が読みたい。掲示板開設以来屈指の面白さだからして。不謹慎な意味でなく。 |
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2158 | 加速装置 投稿者:ぐり 02/03/29 Fri 01:20:44 |
思考力低下中のため、加速装置で…(T▽T) (顔文字使ってごめんなさい) >加藤さん どうも最近精神状態がかなりヘタレているために、弱気な解釈をしがちです。 それと夜中に読むと読解力が低下しています。 私は別に本能を押さえ込めとは言ってないです。 合意の上なり支払いしたなり納得の上であればどうぞいくらでも…というか水商売の女性に対して偏見もないですし…その手の漫画でもその手のグラビアでもどうぞいくらでも…と思います。これをヤメロと書いた憶えはなく、「強姦」だけはどうしても許せないという気持ちでつらつらと書きました。 昔「保健体育」の授業で、女性の身体にとって一番の危険は「妊娠・出産」であるために、女性は基本的にこれをできるだけ避けようとする本能がある、というような話を聞いたことがあります。 しかし自分自身が結婚相手に選んだ相手は何故かそういうものを手にしたことがない、というより自ら「女嫌い」と言う相当特殊な男性です。会社の付き合いでキャバクラ系の店に連れて行かれて、女の子に触られても「汚い」と嫌悪して逃げてしまうらしいです。これはこれで異常なんでしょうが…。 (そんな人に選ばれたということは私はどんななのかーー(笑)) >相馬さん >A渡辺さん ありがとうございます。かなりほっとしました<私怨 やっぱり「私怨」のエネルギーは何にも勝るかもしれません。 (私もそれでバッシングされたりしましたが) 私怨は書いてすっきりする場合と、追体験して気持ち悪くなってしまう場合がありますが、今回は両方でした。 いやな思いは数限りなくしていますが、感触やら状況やらその時自分がどんな服装だったかなど仔細に思い出してしまいます。そのうちほんの数例を。 CDを買いに行って、酔っ払いの年配サラリーマンで満杯のエレベーターにたったひとりで乗り合わせてしまい、卑猥な言葉を浴びせられ続けた時はかなり身の危険を感じました。気分良く旅行に行く早朝、わざわざ車を止めて卑猥な言葉を浴びせられ、言い返したら降りてきて追いかけられたり。勿論満員電車の痴漢など日常茶飯事でしたし、叔母の婚約者が初めて家に連れてこられたとき、なんとそいつにいたずらされてしまったことがあります。4歳位のときだったと思います。 何につけ、自分の全存在を否定された気持ちになるのがこういう犯罪です。特に生まれつき力の弱い方の性に生まれてしまったとなると、無力感はたまらないものがあります。 映画「テルマ&ルイーズ」のラスト、衝撃的でした。 それにしても、男性もかなり被害に遭うケースがあるんですね。女性に狙われた人の話も聞いたことがありますが…。海外では日本人男性は人気があるそうで、相当注意しないとまずいそうですし…。 009と少女漫画の話もまたしたいです。 残念ながら私の009サイトは削除してしまったんですが、ファンサイトでない場所のほうが自由にお話できてなんと開放感のあることか。正直な感想を書いて恨まれたりすることもありませんし…。 青池保子の「加速装置」ですが、「Z−ツェット」の番外編『Zの幸運』の中で、少佐が混んでいるトイレから3分で帰ってきたときにZが言う言葉です。 一応女性なのでここで男性に向けて書き写すのはためらわれますので、収録本名を挙げておきます(^^; 最新のものでは秋田書店 雑誌40237-14 ISBN4-253-15372「Z ツェット 2」の巻末です。初版も持っていますがこちらにも載っています。 青池保子はドイツ人のイメージをかなり少女達に広めてしまった罪が深い気がします。(「エロイカ」の影響で自衛隊に入った女が増えたらしいですし。私がドイツ語専攻した時代はまさにそういう人がいっぱいいました。) 実際には日本人より遥かにのんびりしていて、腹も立てずに長いレジでおっとりと待ってますし、ましてや「ドイツ人たること」を誇らしげに語るのはとんでもないタブーになっているというのに…。(心の底ではどうなのか、非インテリ層、インテリ層問わず、差別的な人がほとんどですが。) 「004」も短気ですが、個人的にはドイツ生活の中で短気な人には会った事がありません。 漫画で間違ったイメージを広めたといえば、あとは「動物のお医者さん」の「チョビ」でしょうか。天命をまっとうできなかったシベリアンハスキーがどれだけいたのか?これは受け手の問題ですが。 話がずれてしまいました。寝ます。 |
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2159 | 投稿者:ぐり 02/03/29 Fri 01:23:55 |
>ドイツ人のイメージをかなり少女達に広めてしまった罪が深い気がします。 やっぱり眠いと間違いが!!「ドイツ人のイメージを歪めて少女達に…」の間違いです!! |
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2160 | 補足その2 投稿者:加藤浩司 02/03/29 Fri 02:20:35 |
>
私は別に本能を押さえ込めとは言ってないです。 ありゃ、あれもぐりさんへの反論のつもりではなかったんです。 私のあの投稿全体が話の流れからずれた独り言みたいなものでして、そこをはっきりさせないまま書いて混乱を招いてしまったようです。まことに失礼。 こっちも寝ます。 |
2161 | 困った果ての繰り言 投稿者:相馬契太 02/03/29 Fri 11:05:18 |
「生まれつき力の強い性」と言いますが、生まれたときから力が強いわけではありません。子どものころに母親から性的虐待を受け、しかし、なまじ「力の強い性」であるがために大人になった彼の声を聞いてくれる人がいない。そういう男性がいる。そういう事実もあります。 そこまで極端な話でなくとも、俺を含め、普段目にする雑誌のグラビアやスポーツ新聞の記事に内心イヤな思いをしている男性は決して少なくないはずです。しかし、彼らの声が世間に届くことはありません。「力の強い性」であるが故に。そう思っている、思いたい人たちのために。 街で見かける半裸に近いような女性の服装は、俺にはひどく不愉快です。「はしたない」とかそんな道徳的な理由ではなく、「見たくもないものを見せられている」不愉快さです。しかし、これは認められない。なにより当の女性が認めない。彼女たちは言うでしょう。「好きなものを着てなにが悪い」「お前に見せるために着ているわけじゃない」。ヌードグラビアを見ている男性の言い分と、なんと似ていることでしょうか。そして、俺の声が届かないなによりの理由は、彼女たちの中に「男という性はこのような服装を喜ぶものである」という基準があるからです。「力の強い性」故に、またもこのようなことが起きてしまう。 このような例を持ち出すのは、それで女性の被害を相対化しようというわけではありません。ただ、性を総体で語ることは馴染まない、と俺は思うのです。そのために潰されることが多すぎると思うのです。 俺にとって性はひどく個人的な事柄です。総体で扱えば扱うほど、どんどんおかしくなっていく。極論を言えば、「女性の権利」なんてものは存在しません。フツーに権利を有する個人がいて、それがたまたま女性であったというだけです。「男性の権利」が存在しないこと、言うに及ばず。 それでも、総体として捉えねばならない問題はあります。総体で動く方が目標に到達しやすい、ということもあります。それならそれでいいかとも思うし、いやーでもなーとも思うし、それで俺はいつも困ります。どうしようかなーと考えて、考えてもどうしようもなくて、もう参るなー。うきー。 男のための「テルマ&ルイーズ」をつくって欲しいと切に願う。 男には「マリオ&ルイージ」しか用意されてないんだもの。 |
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2162 | 複雑な因果関係 投稿者:加藤浩司 02/03/29 Fri 12:57:42 |
経済学の基本は所得と消費。需要と供給。とても簡単。 しかし現実には租税だの貯蓄だの投資だの限界消費性向だの限界貯蓄性向だのが加わる。 閉鎖経済ならまだいい。 近代、現代では更に輸出や輸入が加わり、果ては外資系企業の参入だ海外投資だ、もう何が何の原因やらわけがわからない。過ぎたことの分析はできても、事前の予測は学者によってバラバラ。 そもそも経済を総体で論じる意味があるのか――とまで言う人はあまりいないものの、どこまで役に立っているか疑問視する向きもなくはない。あまりにも因果関係が複雑だから。 マクロ経済学に対しミクロ経済学なんてのあったりなんかして、いやもう殆ど忘れてもうた。 ましてや人間ならどうだろう。 「人間は〜」に始まり「男は〜」「女は〜」「大人は〜」「子供は〜」 「日本人は〜」「ドイツ人は〜」「力の弱い人は〜」「力の強い人は〜」 「ノッポは〜」「チビは〜」「太った人は〜」「痩せた人は〜」 「背が低く太っていて力が弱く乱暴な日本人の父親と、背が高く痩せていて力が強くおとなしいドイツ人の母親の間に生まれて中国で育った背が低く痩せていて力が弱く幼児期に虐待を受けたことのある足の速い男の子」の人格形成やいかに。 あまりに多くの要因が重なっているがゆえに傾向が掴みにくいというのはあると思いますが。相馬さんも因果関係を突き詰めれば「このような服装」が実は大好きだということに気付くはず。「マリオ&ルイージ」はどうかと思いますが。 |
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2163 | 投稿者:ぐり 02/03/29 Fri 19:14:06 |
私怨の直接の相手がこちらを見ている訳ではないですし…。 | |
2164 | "Z"でしたか 投稿者:A渡辺 02/03/29 Fri 19:33:13 |
Zでしたら、Z&ZIIとも白泉社版で持っています。Zは青池作品の中でも最もシリアスな部類なので想像の外でした。・・・確かにありました「加速装置」。 書きにくい例を要求してしまいまして申し訳ありません&わざわざ具体的に教えて下さってありがとうございます。 青池作品で間違ったドイツのイメージを持ってしまった女性は多いだろうと思います。青池作品に刺激されてドイツ旅行する女性も相当数なんでしょう。青池保子はエーベルバッハ市の名誉市民なほどですから。 でも、 >青池保子はドイツ人のイメージをかなり少女達に広めてしまった罪が深い気がします。 とまで言ってしまうとあんまりかなと思います。 もともと「エロイカより愛をこめて」は半分はお笑いの作品ですし、登場人物も出身国でそのキャラクターが決まってしまう(ロシア:執念深い、アメリカ:責任逃れのマイホーム主義、イギリス:ジョーク大好き 等々)単純な構成です。 これを読んで「ドイツ人とは・・・」と見なしてしまうとしたらそれは読者の責任ですよ。 ぐりさんが「加速装置ごっこ」をしたのは"Z"がLaLaに掲載された時期ですか? そうすると私が「加速装置」ごっこをしていた時期より10年ちょっと後ですね。私は少年キングの連載開始から読んでいたので。 ジョーが新幹線に乗ってみたくなる気持ちはよくわかります。あこがれでしたから。 重い話へのRESは明日にでも。 |
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2165 | 実はかなり 投稿者:ぐり 02/03/29 Fri 23:04:56 |
こんばんは。 >A渡辺さん 私の場合、ドイツに思い入れがあり過ぎるために神経質になってしまう傾向があります。 一応「チョビ」の話で「受け手の問題」とは書いておきました。 Eberbach市は本当に小さく観光資源もないような町のようですので、収入に繋がれば歓迎するでしょう。画集に市長からの寄稿までありましたし…。 ただ、海外で「アダチ」なる日本人の出てくるコミックが大人気になって、「東京都足立区」などにその国の人間が大挙して訪れたとしたら、少々ヘンかな?という気はします。(どうでもいい話で失礼しました。) 私はLaLaの多分黄金時代後半をリアルタイムで中学から高校時代にかけて読んでいた世代でして、かなり年はいっています(^^;。 「日出処の天子」や「Z」、森川久美の一連の中国物、坂田靖子の「バジル氏の優雅な生活」などが連載されていた時期です。思えば凄い贅沢をしていたものです。今改めてはまれる作品をリアルタイムで読めたわけですから…。 「加速装置!」が叫ばれていたのは小学校時代でしたが、「009」原作を読み返して本当に好きになったのはここ数年内のことでした。早く読みすぎてもったいないことをしてしまった作品も数ある、微妙な年代かもしれません。 (ちなみに昭和42年生まれです。) |
2166 | 読者心理で 投稿者:A渡辺 02/03/30 Sat 11:47:14 |
失礼しました。「罪深い」と書かれてしまうと思わず弁護してしまうのも読者心理とご容赦下さい。 エーベルバッハ市と似たような話にはアントワープ市のホーボーケン地区があります。「フランダースの犬」舞台ですね。 この作品はベルギーでは無名なのにアニメの影響か日本でとりわけ人気があって、ホーボーケン地区を巡礼する日本人観光客が絶えなくて、アントワープ市では日本人向けにネロとパトラッシュの銅像を作ってしまったほど。 こちらは私も行ったことがあります。道が分からないので行きだけタクシーを使ったのですが、タクシーの運転手はその場所を知らないようで、説明するのに苦労しました。 作品としてのフランダースの犬はベルギー人は本当は好きじゃないようですね、「ベルギー人はもっと親切で情に厚い。無実の罪をきせることもないし、身寄りが無くてもみんなで世話をする。ノートルダム寺院の大聖堂で凍え死になど絶対させない」そうです。 話がそれてしまいました。 LaLaはぐりさんが読んでいた頃が一番面白かったですね。 当時LaLaで高橋亮子が「道子」という作品を書いているのですが記憶がありますか? 好きな作品で未だに手元にあります。高橋亮子の作品では主人公は悩みとまどっているだけなんだけれど、なぜか元気を分けてくれます。 ひかわきょうこも好きでしたね。「荒野の野郎ども」。いまでもLaLaに残っているのはひかわきょうこだけになってしまいました。 私はぐりさんより10歳と少し年が上です。私にとって石森章太郎はJUNぐらいまでです。以後も仮面ライダーほかのヒット作は数々ありますが、トキワ荘を出て専門のアシスタントを使うようになってからは「マンガ家」石森ではなくて「総合プロデューサー」石森になってしまって、強烈な引力が無くなってしまった気がします。 009も、天空で燃え尽きてしまうまでは今でも鮮明に思い出せるのですが、以後の作品は読んでいるのに記憶に残っていません。 一度読んでみたかったのが「竹宮恵子版009」。彼女は009の模写には絶対の自信を持っていたそうなので。 重い方へのRES 男でも「性的被害」に遭うことはあることはあります。ただ、やはり「被害にあった事実は広言しない」からどの程度あるのかはわかりません。私にしてもこの事実をあかしたのは今回が初めてです。ネット上だし、30年も前の話ですから書きましたけど。 よく男の側の発言として「被害を受ける方にも責任がある」といったのがありますが、これが実にズレた発言なのがよくわかります。私の例でも一つ目は「映画館に一人で行くからだ」、二つ目も「のこのこと誘いについていくからだ」になってしまいます。外に出るな、人とつき合うなでは生活ができない。 それにしてもぐりさんのケースの男どもはひどい。とうてい許せないですねこうした奴ら。 性的な加害は時と場合を選ばないテロ行為だし、加害者は力関係を見抜いている点でも極めて卑劣な行為であるのに。社会の反応はまだまだ遅れていますね。 陵辱シーンなどでも「週刊漫画Time」や「漫画ゴラク」といった中小出版者のオヤジ雑誌ではまず出てこないのに、大手出版社の青年誌ではよく出てくるという矛盾まではらんでいる有様だし。 |
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2167 | 読むのが早すぎた 投稿者:加藤浩司 02/03/31 Sun 16:38:05 |
> 009も、天空で燃え尽きてしまうまでは今でも鮮明に思い出せるのですが、以後の作品 > は読んでいるのに記憶に残っていません。 「サイボーグ009」は読むのが早すぎたと今更ながら思います。小学生の頃はただの正義の味方ものとしてストーリーを追うだけで、今読んでもついその時の感覚で読んでしまう。 続編(?)は、そもそも009である必然性の希薄なものが多いですね。 「SF短編」として純粋に面白い作品が揃っているとは思いますが。 > よく男の側の発言として「被害を受ける方にも責任がある」といったのがありますが、 > これが実にズレた発言なのがよくわかります。 これなんですよねえ。 多少ケースが違いますが、ある小学生の女の子が登校中に見知らぬ男に殴られて騒ぎになって、事件直後こそいたわられていたものの、「なぜすぐ言わなかったんだ」など非難の言葉が徐々に囁かれ出し、果ては「狂言だったんじゃないか」と疑う声まで出る始末――というエピソードを聞いたことがあります。 当然「なぜ被害者の自分が責められねばならないのか」と深く傷付いたそうです。 企業のセクハラ騒動でも「被害妄想じゃないの」とか、はなから疑われるケースは山のようにあるというし。 逆に濡れ衣着せられて、はなから犯人扱いされて傷付いた男なんてのもいるそうですが。それで「無実の罪で名誉を傷付けられたのに謝罪がない」と上司に相談したら「"まだ"そんなことにこだわっているのか」となじられたとか。 |
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2168 | 唐突に金八先生最終回 投稿者:加藤浩司 02/03/31 Sun 19:37:23 |
全体としては見応えのあるドラマだったが、語ろうとするとなぜか文句ばかりになる。いや面白かったんだって、ホント。 バカにしやすい要素満載でも、切り捨てるにはあまりにもったいない。 生徒達が別れを悲しむ場面の数々は「やりすぎ」の感なきにしもあらずだが、物語として破綻を来たしているわけではないからまあよしとしよう。 鶴本直のアドリブ答辞も「できすぎ」の感があるが、そういう生徒なのだと言ってしまえばそれまで。 しかし、まず金八先生の異動が暴露された時のパニックぶりに違和感。好きな担任だからといって、卒業後の異動にそれほど反発するものだろうか。校長との確執が周知だったとしても、即座に「追い出し」と結び付けられるのも腑に落ちない。そもそも生徒が教師の異動の理由にまで考えを廻らすものだろうか。 もっとおかしいのは、校長の発言、態度への周囲の反応。 「私が赴任してから日が浅いので指導が行き届かなかった。来年度から桜中学は変わります。あなた方は安心して巣立って下さい。」 卒業生へのはなむけにこんなことを言い放てば、父兄が教育委員会に抗議しなければおかしい。教育委員会は校長に謝罪するよう指示するだろうし、父兄は校長の辞任を要求するだろう。体育館がどよめいて、それで終わりなんて、そんな。 授与式の時に「制服を着ない生徒は卒業させない」と言われて壇上から去る直に、クラスメートが「みんなで卒業しようって決めたじゃないか、受け取れ」と叫ぶのも気に入らない。逆に「直が卒業できないなら俺達も卒業しない」とみんなが証書を放り出してくれた方がよかったのでは。 校長を唯一擁護する和田教育長の言い分もおかしい。(教育長は、見識も良心も申し分のない人物として描かれている。) 「ゆとり教育が推進される中、学力が低下し人材が育たないのを懸念しているのが校長です。」 二言目には「私の立場」「私の評価」と騒いでいたのがあの校長。生徒や日本の将来を憂える言葉は一度たりとも発していない。自分本意のことなかれ主義に過ぎないのは明白だ。そこを誰一人指摘しないのはなぜなのか。 国井教頭の校長就任を推す金八先生を「人事に私情を持ち込むのは許しません」と諌める一方で、校長が私情で金八先生を追い出すのは黙認するのも腑に落ちない。 校長が金八先生の異動を直前まで口外しなかったことにしても、周囲の反発を避けるための陰謀なのは明らかではないか。 和田教育長は、問題にすべき点をあまりになおざりにしすぎている。校長の言動を突き詰めれば彼を擁護する理由などないはずであり、教育長の態度は不自然としか言いようがない。 校長は露骨な悪役ではなく、教育長の言う通り「学力低下を懸念する人」として描くべきだったのではないか。たとえドラマの吸引力を損ねることになったとしても。 ラストは、あのまま先生と生徒が何も言わずに別れていたら粋な幕切れだったと思うが、結局大盛り上がりになってしまい残念。 |
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2169 | 出会ったときが旬 投稿者:A渡辺 02/04/01 Mon 20:20:53 |
>「サイボーグ009」は読むのが早すぎたと今更ながら思います。小学生 >の頃はただの正義の味方ものとしてストーリーを追うだけで、今読んでも >ついその時の感覚で読んでしまう。 マンガは本来そんな難しいものではないと思います。私にしても「009」に出会ったのは小学生の時で、ただの正義の味方ものとして読んでいました。 石森章太郎もそのつもりで描いていたとおもいます。ただ、描いているうちに作品にメッセージがのっかちゃうんでしょう。意図してメッセージを載せると失敗することが多いと思います。マンガは娯楽ですから。 マンガ(に限ったことではないでしょうが)出会ったとき、読んだときが旬だと思ってます。いい作品であれば出会えたことが幸運なんだと思います。 連載には連載の良さもあるけれど、それこそ「009」にしても様々な紆余曲折を経ています。初出は発行部数の少ない「少年キング」ですし、掲載誌を転々として(手塚治虫の「W3」も突然変更がありました)、キャラクター設定が途中で変わったりして混乱もさせられました。単行本でまとめて読めるのも幸せです。 > 続編(?)は、そもそも009である必然性の希薄なものが多いですね。 >「SF短編」として純粋に面白い作品が揃っているとは思いますが。 そうなんです。「少女コミック」あたりで番外編を短編で書いているのは構わないんです。本編とは矛盾しませんから。かつての009たちの話です。 でも、本格復帰してしまうと感動的な最終回はなんだったのかと。 そういえば、これも20年以上も前になりますが、感動的なエンディングをむかえた「さらば宇宙戦艦ヤマト」を復活させてヤマトを茶番アニメにしてしまったNとかいうプロデューサーがいました。 当時、第3作の「ヤマトよ永遠に」を世間では'続く。儲かる限り'が抜けているだろうと言っていましたっけ。 |
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2170 | 後付け型 投稿者:加藤浩司 02/04/03 Wed 14:39:19 |
先にテーマありきの漫画として思い浮かぶのは、手塚治虫なら「ブッダ」「アドルフに告ぐ」「陽だまりの樹」「きりひと讃歌」etc. テーマが後から付いて来た(と思われる)のは「寄生獣」「デビルマン」「タッチ」あたりでしょうか。初期の手塚漫画には「悲劇を描きたい」というのが出発点のものが多いので、こちらに属するかも知れません。「風の谷のナウシカ」も当初意図しなかったテーマが浮き上がって来たという点では"後付け型"でしょうね。 「サイボーグ009」は後者なんでしょうか。座談会か何かで石森氏が「いい漫画を描こうという強い意気込みで描いた」と009について語っていたので、私はむしろ前者ではないかと思っていました。「いい漫画」の意味するところがどこにあったのかは憶えていないので自信はありませんが。 昔好きでなくて、二十歳を過ぎて再読して好きになったのは「きりひと讃歌」。いくつかの手塚漫画にあるやり切れない重苦しさに、十代の頃はついて行けませんでした。「きりひと讃歌」は、初めて読んだ時の悪い印象に縛られずにすんだ幸運な例です。 |
2171 | 常識ではなかった! 投稿者:ぐり 02/04/04 Thu 01:59:36 |
ちょっと話が戻ってしまうのですが、 >相馬さん >街で見かける半裸に近いような女性の服装は、俺にはひどく不愉快です。 同感です。私も大変に不愉快です。日本の若い女性のそうした服装は、「洋装」の本場の人が見ると「売春婦」のそれだそうですし。 ところが、そういう露出度の高い女性が痴漢に遭いやすいのかというと全く逆で、その手の服装の女性は「怖い」「反撃されそうだ」という理由から痴漢には狙われにくく、むしろ逆に慎み深く(死語?)、おとなしそうな印象を与える地味な服装の女性のほうが圧倒的に痴漢に遭いやすいのです。これは女性の間では「常識」でしたので、勿論ご存知かと思って、とある身近な男性とお話していましたら、ご存じなかったとのことでしたので、くどくなるのを恐れつつも敢えてまたここに書きました。 ちなみに私が車で早朝付回された時は、人に「布団」と呼ばれていた程の厚手のコートを着ていたにも拘らず、体のパーツについてとんでもないことを言われましたし…(しかも銀縁メガネかけてました)。要するに、相手を狼狽させて不快な思いをさせれば満足な、それこそA渡辺さんが書かれた通り、無差別テロなんですよね。 こちらで投稿されている男性のご意見は涙が出そうなほど良心的に思えます。もっと若いころは、特に満員電車などではそれこそ獣の野原にでもいるような気分で過ごしていましたので、「全体として」男性を敵視しがちだったのですが、細かくお一人お一人と対話が出来れば、互いの誤解も随分と解けるし、不信感も和らぐと思うのです。 >「009」 石森氏が米誌"LIFE"でサイボーグの概念を知り、連載を始めようとした当初は「難解すぎる」「未知でありすぎる」という理由から、編集者サイドは消極的だったというのは有名ですよね。やはり作者としても、「逃げるように飛び出した」世界放浪半年の旅から戻ってすぐの頃始めたこともあり、「意欲作」だったのではないでしょうか? そして大概が正しく「逃亡中」に捕まった(←単行本化で加えられたエピソードではありますが)各キャラクターには自身の心境もかなり反映されているように思えますし、その国民性の表現にしても、(後期003はともかくとして)その旅行でかなり核心を掴んで来られたのだろうなと思われるような、実際各国人と接してみての印象とかなり近いです。007などはとても英国人らしく思えます。容貌については後々色々問題提起がされてきましたが、当時としては外国人に対するイメージもあんな感じだったんでしょうね。カルピスのマークの時代。 無理やり再開させられて、実験的手法を取ると今度は「難解すぎる」と連載打ち切り、または抗議の手紙、とまたファンに無茶苦茶にされて、繰り返しになりますが作者にとって酷な作品になってしまいましたね。(いまだ恐ろしいファンがいっぱいいます…。)ただ、作者の色々な表現方式をひとつの漫画シリーズで読めるという意味では貴重ですね。 「エロイカより愛をこめて」での各国人の戯画化もそれなりに面白くはあります。(ちゃんと日本人もやられてますし(笑))。私があの漫画を投げたのは、作者がキャラクターを暴走させてしまった時点です。久々に文庫で買いなおした時も、同時期まで買って、挫折しました。(画集も持っている位ですので嫌いな作家では決してないのです。) 個人的には最初は13,4歳の子供で、ろくに世界が見えない状態から読み始めたのが段々世界に目が開けてきて、それこそ個人的に「東側」の人と手紙を通じて友人になったりと成長の時期でした。それゆえに極端に拒絶反応を起こして急に捨ててしまったり。ある意味「旬」の時期に読めたと言えるのかもしれません。 >加藤さん 私は「寄生獣」はてっきり「テーマありき」の作品だと思っています。人間とはなんぞや?という問い掛けが、作品中でくどいほど常にあからさまになされている漫画のような。それに絵がついて来られていないですが、逆にそれが効果になっている面もあるようなないような。 (山岸作品のように、「絵」でもって巧みに(時に巧みすぎるほど!)語る作品を同時に読んでいるので余計にそう感じてしまいます。) |
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2172 | 訂正と追加 投稿者:ぐり 02/04/04 Thu 02:07:37 |
×「寄生獣」はてっきり「テーマありき」の作品だと思っていま「す」 〇「寄生獣」はてっきり「テーマありき」の作品だと思っていま「した」 または 「テーマありき」の作品だと思っています。 の間違いでした。 あと追加ですが…。 最近石ノ森氏の未完作「芭蕉」を読んだのですが、巻末の、作者自身によるこの作品の「未完」についてのコメントがとても印象深かったです。作者自らの手の内にある作品は、未完であっても、決して悪い読後感はありません。続きを!という焦燥感もありません。正に余白や行間に何かを読めるような作品で、これはとても好きです。(私自身は009に最終章を求めてもいないですが。) |
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2173 | 痴漢道 投稿者:加藤浩司 02/04/04 Thu 12:46:25 |
やはり痴漢の加害者にも被害者にもなったことのない者にとっては、どんなタイプが狙われやすいかを考える機会がそもそも少ないから、当たり前のことを知らなかったりもするんでしょうね。言われてみれば、チャレンジャースピリット旺盛な骨のある痴漢というのは、あまり聞かない。 > 「寄生獣」はてっきり「テーマありき」の作品だと思っていました 私が「後付け型」としたのは半ばいしかわじゅん氏や夏目房之介氏(マンガ夜話ですな)の受け売りだったりするのでそれほど自信はありません。 確か(これも2人の推測にすぎませんが)、作者が最初に描こうと思っていたものは最初の1〜2話で描き切っており、その後話を掘り下げて行くうちに壮大なテーマが浮き上がって来たのではないかとのことでした。細かな説明は忘れましたが、そもそも長編にするつもりはなかったのではないかとかなんとか。 |
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2174 | 価格破壊せんか 投稿者:加藤浩司 02/04/18 Thu 19:41:18 |
かれこれ2年ぶりくらいになるだろうか、久しぶりに秋葉原を徘徊。目当ては私の嫌いなノートパソコン。 怪しげな店を巡ると、あるわあるわ、1万円台のノートがわんさか。ただしどれもクロック数200MHz未満。これが2万円台後半になると233MHzくらいのものが買える。 私がほしい300MHz以上のものになると、値段は一気に上がる。やけを起こして2,000円のジャンク品を買おうとしたが思い留まる。 4〜5年前の機種が恐ろしく安い。テキストベースのサイトとメールと掲示板が楽しめる程度のデスクトップ型なら、うまく行けば1万円で一式揃えられる。 高スペックの新機種が続々開発されるもOSはさっぱり速くならない。ウィンドウズはブラウザと統合されて以来フォルダひとつ開くにも数秒待たねばならず、苛立たしいことこの上ない。ハードディスクに替わる記憶装置が現れない限り高速化は頭打ちなのではなかろうか。そのくせ価格破壊はさっぱり進まない。 結局1日歩き回った挙げ句何も買わずに帰る。ノートパソコンはいよいよ必要に迫られた時に買おう。それまでに少しは値も下がっていよう。1日がかりで得たのがこの結論。 パソコンの付録CDが結構な値段でばら売りされていたのは笑えた。初期のウィンドウズ95があれば買ってもいいような気がする。 |
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2175 | 忘れた頃に金八先生 投稿者:加藤浩司 02/04/22 Mon 00:38:15 |
今シリーズでもうひとつ気に入らなかったのは、金八先生の娘「乙女」の役回り。 授業では「男女共同参画社会」などと言いながら、家庭では家事のかなりの割合を女である乙女が請け負っている。 事情はある。第1に父子家庭であること。第2に金八先生が多忙であること。第3に息子(弟)の幸作が癌で闘病中であること。 しかし大学1年生という年代ならば自分自身の悩みもあろうし、家事がしんどくなることだってあるのではないか。せめてそういう葛藤は描いてもらいたかった。 乙女は「できた娘」("女"としてという意味でなく)なのだと言ってしまえばとりあえず説明は付くが、不自然さは否めない。特に帰宅した父親がためらいなく「ビールちょうだい」と頼み、「はい」と用意する場面などは抵抗を禁じ得なかった。 シリーズを通じて苦悩し、もがくのは金八先生であり幸作。どういうわけか乙女は「見守る人」でしかなかった。言ってみれば男が女に期待する「母親」あるいは「妻」の姿。自分自身の苦悩がそこには見られない。(脚本は女性である小山内美江子なのだが……。) 乙女の数少ない自己主張のひとつに、乾夫人の出産に立ち会いたい(見学したい)というものがあったが、その時限りのエピソードに過ぎず、続くものがなかった。 次のシリーズでは何かやらかしてもらいたいものである。 http://www.tbs.co.jp/kinpachi/ |
2176 | 100円カラヤン 投稿者:加藤浩司 02/04/24 Wed 23:26:15 |
今100円ショップが旬だ。私の中で。 収納箱、眼鏡拭き(2枚1組)、ファイル、画鋲(100個)、印鑑、封筒(70枚)、糊、電卓、クリアポケット(透明な袋)、バックミラー、両面テープ。必要なものしか買っていないのに、今月だけでもこれだけ。 カラヤンやフルトヴェングラーのCDや、ルノワールの絵まである。絵はともかくCDはいずれ買うかも。 化粧品も多種多様。「400円でこの美しさ」とかポスター作れば面白いのに。 衣類もかなりあるから、いっそスタッフは全身100円グッズで固めてもいいかも知れない。その手のネタを検索したが見付からず。誰か探して。 以前靴下を買ってみたが、あれはゴムがすぐゆるくなってよくない。他のものも大方似たようなものだろう。 100円ショップでは、どう考えても壊れそうにないものか、消耗品だけを買うのが賢い。但し食器は使う気になれない。 そうだ、これからの季節は雨具が必携。使い捨てのものを買っておこう。システム手帳もほしいが、あまりに安っぽくさすがに躊躇。 ホームページみっけ。 http://www.daiso-sangyo.co.jp/ |
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2177 | カメラマンデビュー 投稿者:加藤浩司 02/05/11 Sat 21:17:19 |
ずっと調子の悪かったレーザープリンタのトナーがようやく切れそうになる。 何年たっても値が下がらないレーザープリンタに見切りを付けてインクジェット式の複合機を購入。折りよく「新生活応援」と銘打つセールで最も安値のレーザー式と同等の24,000円という額で売られているのを見付けて即購入。 これでプリンタ、コピー、スキャナ、FAX、冷暖房、電子レンジ全ての機能を網羅しているのだから大したもの。(一部ウソ) なぜかついでにトイカメラ(安いデジタルカメラ)も購入。2,980円。カメラを手にすることで、周囲が魅力的な被写体に満ちていることに初めて気付き、写真館を開設した。「がらくた箱」より入られたし。 http://www2.odn.ne.jp/koji/junk.htm |
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2178 | 心の傷 投稿者:加藤浩司 02/05/11 Sat 02:37:39 |
私の担当したHTMLがようやく公開された。 読み辛いのは私のせいではないので誤解なきよう。 http://lib1.nippon-foundation.or.jp/2000/0693/contents/004.htm |
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2179 | 機械運健在 投稿者:加藤浩司 02/05/13 Mon 15:27:59 |
購入の翌日に複合機故障。値段を間違えて書いたのがまずかったか。 24,800円でした。ごめんなさい。 |
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2180 | 故障ではなかった 投稿者:加藤浩司 02/05/13 Mon 23:14:34 |
常駐ソフトが増えるのが嫌で「窓の手」で必要なものまで削除してしまったらしい。サポート担当の方ごめんなさい。 しかも「写真館」は手違いで写真が表示されてなかった。直したので見て見て。 「窓の手」便利でっせ。 http://www.forest.impress.co.jp/library/winhand.html |
2181 | また間違えた 投稿者:加藤浩司 02/05/16 Thu 12:18:12 |
もはや誰も気にしない間違い。トイカメラは1,980円だった。 | |
2182 | 投稿者の希望により削除しました |
2183 | 怠け者には福がある 投稿者:加藤浩司 02/05/27 Mon 20:04:25 |
この掲示板に新しい投稿者が現れてくれたのは何ヶ月ぶりかと、思わず涙を拭う今宵。 道子さん、いらっしゃいませ。「食べるぞ食べるぞ」は好きな作品です。下衆な男を寄ってたかってのけ者にするさまが可笑しくて。 今江祥智のことは何か書かねばと思いながらも、読みが浅いのかまともなものはいまだ書けずにいます。 灰谷健次郎論しかり、すっかり更新を怠けてしまってお恥かしい限りです。 照れ臭いですが、折角興味を持って下さったので、以前公開していたものをアップロードしておきました。片方はおふざけページです。 http://www2.odn.ne.jp/koji/imae.htm http://www2.odn.ne.jp/koji/imae2.htm |
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2184 | それはちょっと 投稿者:加藤浩司 02/05/28 Tue 16:52:00 |
プリンパンというものを食べた。 普通のパンに普通のプリンが入っていた。 間違ってると思う。 |
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2185 | 看板 投稿者:加藤浩司 02/06/02 Sun 23:00:53 |
横浜某所にこんな看板がある。いつも読み方に迷う。 ┌──┐ |でき| |たて| └──┘ |
2186 | re:看板 投稿者:泉泰弘 02/06/03 Mon 19:09:56 |
八王子駅からはこんな看板が見えるそうです。 ┌──┐ |法眼| |内科| └──┘ 実際に行ってどちらなのか確かめた人はいるんでしょうかね?(芦ヶ原伸之という世界的な、しかし日本では無名に近いパズル作家の本に出ていました。) 将棋プロ棋士は自分の好きな言葉、座右の銘などを扇子に書くのですが、島朗プロ(現九段)は竜王位のタイトルを獲得した際にこう書いて話題になりました。 「性感」 http://isweb39.infoseek.co.jp/novel/stwalker/meijin_5.htm |
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2187 | 長引く治療 投稿者:加藤浩司 02/06/10 Mon 17:06:03 |
大きな虫歯の治療が終わりかけると別の歯が欠けたりして、かれこれ3本目。腕はいいが異常に丁寧で時間を掛ける医者なものだから、既に通院半年を越える。下手をすれば1年を数えてしまいそうだ。 プリンタのインクを買うついでにプリンタ用紙も買っておこうと横浜に行き、紙だけ買って帰って来た。 |
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2188 | もみ上げ 投稿者:加藤浩司 02/06/12 Wed 00:10:11 |
散髪。左右のもみ上げの位置(高さ)が違う。なんだこれ。 | |
2189 | Re: もみ上げ 投稿者:A渡辺 02/06/12 Wed 18:15:33 |
>
散髪。左右のもみ上げの位置(高さ)が違う。なんだこれ。 安価な理髪店へ行きませんでした? 手抜きです それ。 |
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2190 | 正解 投稿者:加藤浩司 02/06/12 Wed 20:56:02 |
> 安価な理髪店へ行きませんでした? 手早いし腕のいい人が揃ってるからひいきにしてたんですが、いい加減なのもいるようで。散髪中は眼鏡を外しているからチェックもままならず。 時間を掛けないのは安い床屋の長所。なにしろ多忙の身……ではないけれど。 |
2191 | 移転してみた 投稿者:加藤浩司 投稿日:2002年06月13日(木)23時18分 |
サーバートラブルが多いのと、チェックするのが面倒なのとで移転。この掲示板は投稿があると私に通知される。 仕様が今ひとつ気に入らないが差し当たりこれで行こう。字数が2500までというのはちょっとなあ。 フレームなしだとスクロールさせないと新しい投稿があるかどうか確認できず参加者にとって不便なので、妙ちくりんだがフレーム仕様に。 もうちょいスマートで、なおかつ投稿の通知機能のある無料レンタル掲示板があったら教えて下さい。「いるかねっと」のは既に借りてます。 |
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2192 | 日記モードかと 投稿者:A渡辺 投稿日:2002年06月14日(金)13時05分 |
このページは上下2段に分かれていて、上の書込formが隠れてしまうんですね。最初に見たときはまた日記モードに戻したのかと思いました。 | |
2193 | また移転かな 投稿者:加藤浩司 投稿日:2002年06月14日(金)23時28分 |
やっぱいまいちですねえ。他を探そうっと。 右のもみ上げを短くしすぎるという、とてもわかりやすい失敗をやらかす。よし、次は左だ。 |
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2194 | ここに落ち着くか 加藤浩司 2002/06/17 23:22 |
多機能掲示板を見付けた。ここにしよう。 | |
2195 | お金ないもん 加藤浩司 2002/06/19 18:34 |
アルバイト先の要請で遂に携帯電話を買った。もちろん1円の処分品である。お金ないもん。もちろん基本料金の安いコースである。お金ないもん。もちろん自分からは絶対にかけない。お金ないもん。番号も携帯メールアドレスも誰にも教えない。 いっそ着信専用にしたかったがWebが使えなきゃならなくて結局フツウの契約にせざるを得なかった。 他にいいプランあったら教えて下さい。年割プランで契約したけど割安になった頃を見計らって乗り換えます。お金ないもん。 靴を買いに行く。かれこれ10年以上(もしかしたら15年以上)も殆ど同じスニーカーを買い続けていたが、私としたことか靴に関してはまともな値段のものをずっと買っていたことに気付く。 そこそこ安くて軽くて履き心地も抜群。近所の靴屋のお兄さんご推薦の品であったが、新品だとあまりに汚れのない純白で、ある程度汚れるまでは眩しくて少し恥ずかしい。 ということで色の付いたものを探すが、なにしろ白以外のスニーカーを履いた記憶がないのでどれを買っていいものか皆目見当が付かない。 ゴテゴテとうるさいのは嫌。底の厚いのも嫌。重いのも嫌。値段の高いのは論外。 とりあえず1足買ってみる。ハズレても惜しくない値段のものを。Made in Chinaと言えばおおよその見当は付くであろう。メーカーのロゴがMizunoに似ている小賢しさがいい。 そもそもスニーカーにこだわることもないようが気もするが、スニーカー以外となるとどれを買えばいいか余計にわからない。ジャージに革靴というジャンボ鶴田みたいなことをやらかしそうで怖い。 その革靴も買った。これは仕事(アルバイト)用。成人した時に買ったものはまだまだ履けるが、長時間歩くと腰に来る。かなり高い靴だったはずだが選び方がまずかった。無論この時は親の金。 ネクタイだけはバーゲン品を使うなと就職前に父に言われたが、その後社内で周囲を見回して合点が入った。靴は安いのをこまめに買うかドカンと高いのを買うかどちらかがいいそうな。 |
2196 | お金ないのに 加藤浩司 2002/06/20 12:41 |
アルバイトが白紙になった。お金ないのに。 携帯電話は多分解約。契約料と年割の違約金が飛ぶ。お金ないのに。 |
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2197 | アナタはステキ 加藤浩司 2002/06/23 10:23 |
「髪を染めるのは結構だが、日本人で色付きの髪が似合うと感じる人は殆どいない」と某所で発言した後になって、周りに髪を染めている人が結構いることに気付く。 アナタとアナタとアナタはステキです。ホントホント。 でもアナタとアナタとアナタはやめた方がいいと思う。ホントホント。 私もヒゲのことでは人から色々言われたがうるさいばかだまれ。 |
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2198 | 八つ当たりオヤジ 加藤浩司 2002/06/26 23:49 |
ディアマンテスのライブ&オフ会からの帰途、山手線が人身事故で止まって五反田駅で足止め。 振替運行のアナウンスを受けて改札に行くと人だかり。他の線は既に終電が行ってしまっていたらしく振替運行はない模様。駅員に詰め寄るオヤジ連。 「どうなってんだよ」 「状況について連絡を待っておりまして……」 「なに? どうなってんの? はっきり言ってよ」 「大変申し訳ありませんが今の段階では……」 「明日も会社あるんだよ、タクシー出せよタクシー」 こんなやり取りが延々続く。 すると人だかりの後方から若い男性の大声。 「不可抗力だよ、駅員に八つ当たりしなさんな」 かすかに起こる笑い声。 結局五反田で1時間以上足留め。品川から横浜には京浜東北線が接続。横浜から自宅まではタクシー。もちろんタダ。正規の料金なら3,000円近い。電車なら200円以下なのに。恐るべしタクシー。 帰宅した時は2時を過ぎていた。 最近しみったれたことばかり書いている気がする。 しみったれといえば携帯電話を解約した。 今度必要になったらこれにしよう。しみったれ具合が私好みだ。 http://www.ttnet.co.jp/tokyodenwa_astel/models/b_04_ap-33pti.html |
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2199 | 2ch管理人に損害賠償命令 A渡辺 2002/06/27 06:26 |
新聞で大きく取りあげられています。 名誉を傷つける書き込みの対処法ですね。掲示板の投稿者が特定できないシステムならば管理人が書き込みの内容に責任を取る。 当然と言えば当然、いつかは出る判決だとは思っていました。2ch被害は大きいようですから。 ただ、2chは大きすぎて管理人も全ての書き込みを見ている余裕は無いんじゃないかとは思いますが。 |
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2200 | 私も訴えようか 加藤浩司 2002/06/27 09:27 |
おっと、これは胸のすく話ですね。 http://www.asahi.com/national/update/0626/023.html そりゃ一般人が不正を告発できるのはネットの利点に違いないだろうけど、プライバシーまで暴露(でっち上げ?)するような投稿の削除要請に応じなかったり、やることがメチャクチャだもの、あそこは。 あ、私ももしかしたら損害賠償求めればいくらかもらえるかな。私の知る限りでも今までに私の悪口スレッドが3回立っているからして。でも削除要請してないからな。 2ch側は控訴するそうな。ヒョウゲンノジユウだそうです。はいはい。 |