結成以後

2000.3.27 NEW

映画音楽

1989年にロドリーゴ・レアンが映画「Um passo, outro passo, e depois...」(ある過去、もうひとつの過去、そして……)のサウンドトラックを制作したとのことだが詳細は不明である。

Delfins

 Delfins(イルカ)は1992年から1993年にかけて活動していたバンドで、ペドロ・アイレス・マガリャンエスが一時期加入していた。リーダーはMiguel Angelo。

マガリャンエスが参加しているのは「Ser Maior - Uma História Natural」 (より大きなもの−自然の歴史?/1993)というアルバムである。また、マドレデウスのアルバム「風薫る彼方へ」の収録曲「たとえ何があっても」(Haja o que Houver)を最初に演奏したのはDelfinsで、「SABER A~MAR」というアルバムに収録されている。

Resistência

Resistência(反抗)は1992年〜1994年にかけて活動していたアコースティックのバンドで、ペドロ・アイレス・マガリャンエスとフェルナンド・ジュディスが加入していた。

主にエロイス・ド・マール、Delfins、Trovanteといったグループのメンバーからなり、かつて評価されることのなかった曲に再び光を当てるのを目的に結成された。メンバーはいずれも当時のポルトガルの代表的なミュージシャンである。

Resistênciaは3つのアルバムをリリースしている。

「Palavras ao Vento」 (風の言葉/1992)

「Mano a Mano」 (仲良く/1993)

「Ao Vivo no Armazem 22」(倉庫22の中で生き生きと??/1994)

ロドリーゴ・レアン&ヴォックス・アンサンブル

ロドリーゴ・レアン&ヴォックス・アンサンブル(Rodrigo Leão & Vox Ensemble)はレアンが1993年頃に結成したグループで、ここでの活動に専念するため、レアンはマドレデウスを脱退することになる。

レアンは1994年に録音したマドレデウスの「アインダ」には参加しているが、同年10月の来日コンサートには参加していない。

デビューアルバム「アヴェ・ムンディ・ルミナール」(Ave Mundi Luminar/1995)にはテレーザ・サルゲイロ、フランシスコ・リベイロ、ガブリエル・ゴメスがゲストとして参加しているが、2枚目のアルバム「シアタラム」(Theatrum/1997)にはマドレデウスのメンバーは参加していない。

その他

ガブリエル・ゴメスはマドレデウス脱退後いくつかのアルバムを発表しており、ジョゼ・ペイショートやカルロス・マリア・トリンダーデもマドレデウスでの活動と並行してソロアルバムを発表している。

ペドロ・アイレス・マガリャンエスがいくつかのコラボレーションアルバムに参加していることや、テレーザ・サルゲイロが日本のCOBA(小林靖宏)やスペインのカルロス・ヌニェスなど世界各国のミュージシャンのアルバムに参加したり、オペラ歌手ホセ・カレーラスと共演したりしているのは周知の通りである。

また、ロドリーゴ・レアン率いるセッティマ・レジアンはマドレデウス結成後も活動を続け、1999年にもアルバムを発表している。

詳しくは「マドレデウス関連CD目録」をご覧いただきたい。

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